ラブコメは若い頃から苦手であまり観ないが歴史物は好きだ。
レンタルビデオをよく借りた。
ある日、韓国映画で「王の男」という題名に気を引かれた。
読み間違いかと思ったが「男」で間違いない。
宦官もいる韓国王宮だ。
勝手に思い込んで借りた。
きつかった、胸に堪えてグッとなった。
映画好きな男の子に「おばさん、韓国映画で王の付く作品は厳しいんですよ。続けざまに観てるとこたえちゃいますよ」
そう言われたけど店にある作品は全部観た。
若者の忠告を受け入れるべきだった。
いつまでもキリキリと堪えてくる。
西洋文化の織り成す歴史感とは異なるのだろうか。
その男の子に「嘆きのピエタ」を勧められた。
二度と観たくない。
が、今もって映像が記憶から離れない。
誰にも勧めたくないし私の人生の中で出会って良かったと思うような知りたくもないじゃないかと思うような不思議な作品だ。
そして初めてこの監督の作品なら観て観ようかと監督による作品選びを知った。
かの男の子にあれほど印象的でなおかつ二度と観たくない作品は初めてだと伝えた。
男の子は笑いながら「俺もです。二度と観たくありません」と言った。
おばさんになれば根性も図太くなるかと思ったけどそれほどでもなかったようだ。
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