ケーキも美しいけれど和菓子の美しさがこの頃、心に響く。
季節にあわせて変化するその繊細な姿形に惹かれる。
和菓子やケーキに心浮き立たせるその瞬間を私は楽しんでいる。
なのにほんの時折、胸のなかに冷たい風が吹き込む。
戦禍の中を逃げ惑う空腹を抱える子どもがいるのだと。
私になにができるわけでもない。
コンビニで財布の中のわずかばかりのお金を募金するのみである。
そのお金の行方は確かにわからない。
金持ちはなお金持ちになり貧乏人は貧乏のなかに取り残されるのだという言葉が本当なのかもしれない。
でも私は好きになった言葉があるのだ。
「やらない偽善よりやる偽善」
若い人が考えたコピーなのだと思う。
唇のはしでふっと笑いながら私はこの言葉を思いだしコンビニの募金箱にわずかなお金を入れる。
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