糖鎖とは、体の機能、細胞のアンテナ、免疫、脳神経、しわたるみ、など若返りのもととなって体をコントロールします
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糖鎖と病気、疾患の関係を証明する本が出ました。内容は病気がいかに糖鎖異常であるのかを物語っています。学術書なので、一般に分かりやすく、簡単に要点だけを書き出してみましたので参考にされてください。
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糖鎖と病気 | (ISBN4-944157-33-9) |
編集: | 谷口直之(大阪大学大学院医学系研究科生化学・分子生物学講座教授) |
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定価: | 5,250円(本体 5,000円+税)、送料別、B5判、300頁、2005年9月10日発行 |
著者は糖鎖研究第一人者の谷口直之(大阪大学大学院医学系研究科生化学・分子生物学講座教授) 1、糖鎖は2型糖尿病の発症に密接に関わっている。 2、筋ジストロフィーの原因は糖鎖異常である。 3、糖鎖は様々な生命現象(発症、分化、炎症、免疫、感染症、ガン、 老化 )に深く関わっている。糖鎖が崩れると病気になる。 4、肺気腫、喘息、慢性気管支炎、などは糖鎖異状によって引き起こされる。肺気腫になるのは喫煙者の10%に過ぎず、多くは遺伝的な糖鎖異常が疑われる。 5、腎臓疾患は一般的に予後不良であって、人工透析へ進む事となる。これも糖鎖不全が原因と疑われる。 6、前立腺ガン、膀胱ガン、精巣腫瘍、腎ガン、尿路感染症、男性不妊症、は糖鎖異常で、精子形成に糖鎖が大きく関わっている。 7、活性酸素は糖鎖をずたずたに切断する。これは関節リウマチ、などの原因となっている。 8、ガンの転移にN-アセチルグルコサミンが多く関係している。 9、正常細胞の表面には複雑で多様な機能性糖鎖が出現していて、粘膜のホメオスタシスを保っている。初期ガンでは、一部の糖鎖の合成が制限されて糖鎖が不全となり、さらに悪性度の高いガン細胞が増殖する。(シリアルルイスa/x) 10、糖タンパク質は遺伝性代謝疾患、神経変性疾患、ウイルス疾患、など様々な疾患を解明するキーワードとなることでしょう。 11、ある種の機能糖鎖は神経回路形成、記憶学習に大きく関わっている。 12、ノイラミン酸は哺乳類での脳神経組織の神経細胞に存在し、胎児期の神経形成や生 |