始動:我が家の「チーム家事」

仕事+ほぼ全ての家事・育児・介護を背負ってきました。やっぱりおかしい?始動した我が家の「チーム家事・介護」を綴ります。

息子のプレゼン

2025-03-04 07:14:00 | 障がいのあるこども
就寝前によく音楽を聴きます♪
音楽以外で、息子がおすすめの動画を紹介してくれることも多いです
自分では辿りつかないような動画に出会えます

「この動画はね」最初に簡単な説明をしてくれて、数分で終わるもの、ちょっぴり笑えるものが多いです
疲れた私が短時間で理解できて、くすっと笑って眠りにつけるように
選んでくれているのかもしれません

昨夜の動画は「カマたく」さんというYouTuber 方の動画でした
お母さん思い、おばあちゃん思いの方で、認知症のおばあちゃんのお世話をされているとのこと
祖母との時間②~握手会へようこそ
カマたくさんのあったかさにふれ、くすっと笑って眠りにつきました

認知症の母のケアをしている私を
息子がケアしてくれているのかな

ありがとう





ささやかな楽しみ

2025-03-03 11:23:00 | 障がいのあるこども
私は音楽を聴くのが好きです♪
運転しながら、家事をしながら、
母のお世話をしながら、いろんな曲を聴いています

小さなころは、私が選んだ曲を自然に耳にしていたこどもたちですが
今はこどもたちから素敵な曲を教えてもらったりもします

家族で夕食を囲んだあと、TV好きの夫はしばらくTVを見ています
夫が寝室に行った後、息子がリビングに出てきて
「何か聴こうよ~♪」
私と息子は、YouTubeで交互に好きな曲をかけて
おすすめの曲を紹介しあったり、
共通のお気に入りの曲を聴いたり
自分では聴かないような rap や Hip-hop の良い曲に巡り会えたりします

私がこどもの頃から聴いていた洋楽を、息子も好んで聴くことが多く
良い曲は時を越えて語り継がれるんだなぁと感じます

今日のような日はこの曲を
Carpenters - Rainy Days And Mondays

独り言を言っては、
年をとったなと思ったり
全部やめちゃおうかなと思ったり
どれもこれもしっくりこなくて
うろうろしてみても
しかめっ面をすることしか
何もやることがなくて
雨の日と月曜日は
いつも気が滅入ってしまう 

こんな気持ちを、
世間ではブルーというみたい
別に何も間違ったことはないし
けど自分は場違いな気がするし
ぶらぶらしてみても
どこかの孤独なピエロみたいで
雨の日と月曜日は
いつも気が滅入ってしまう 

就寝前の音楽鑑賞
私のささやかな楽しみです




幼児の魂

2025-03-02 06:54:37 | 
遠方で働く娘は「食」に関する仕事をしています

娘がお世話になった保育園では、卒園前の最後の発表会で、自分の描いた大きな絵を持って「大人になったら」についてプレゼンする機会を与えてくださいました

娘の発表、今も鮮明に覚えています
「私はぁ~~大人になったらぁ~~マクドナルドのおねえさんになってぇ~~美味しい美味しいハンバーガーを作ってぇ~~たくさんの人に食べてもらってぇ~~みんなに喜んでもらえるぅ~~そんな大人になりたいでぇ~~~っす‼」
大きな大きな口を開けて
大きな大きな声で
頬を紅潮させて
満面の笑顔で
楽しそうに発表する姿
心に焼き付いています

私が家事育児を背負いつつフルタイムで働いていて体調を崩したとき
我が家の「食」を担ってくれたのは、まだこどもだった娘でした
「お母さんはしっかり休んで」
そう言って台所に立ち、あったかい食事を作ってくれました
息子も喜ぶオムライスやハンバーグなどメニューを工夫してくれて
母親が臥せって暗くなりがちな家庭に「食」を通して灯りをともしてくれました

高校生の時はお菓子作りに熱中し
大学時代は度々学友を家に招きフルコースでもてなしていました
「何か手伝おうか?」
「大丈夫だよ~♪」と頬を紅潮させて、作ること、もてなすことを楽しんでいました

「食」に関する仕事に就き、研鑽を積む日々
祖母(母)の食生活についても気にかけてくれています

先日一緒に遊びに来てくれた彼氏さんのお父さんも、偶然「食」に関する仕事に就いておられ、今度、娘をフルコースでもてなしてくださるとのこと
不思議なご縁を感じました

幼児の頃からの魂を貫いてきた娘
これからも貫き通すんだろうな

そんな姿をいつも見せてくれて
ありがとう

義母と実母、二人の母が認知症になりました
私もいつか記憶を失うかもしれない
そうなっても、嬉しかったこと、楽しかったこと、感謝の気持ちをふりかえれるように、現在と過去を結び、記録しておきたいと思います











似たもの夫婦

2025-03-01 07:28:06 | 夫婦
昨日は夫と息子と三人で母の病院に行きました
昨年までは息子と二人で行くことが多かったのですが、最近は仕事がお休みの日には夫も一緒に行ってくれるようになりました

病院に着いて
「あっ!」
キッチンで作ってポットに入れたおしるこを忘れてきてしまったのです
夫が速攻取りに帰ってくれました

おしるこを待つ間、息子と私は先に病室に行って母におやつをすすめたり、足のマッサージをしたりしながら私の失敗談を話しました
「さっき作ったお母さんのおしるこをね~、台所に忘れてきたよ~~!アホだよね~~!!」
母は小さく「ぷはっ」と笑いました

夫は何でもやることが早く
逆に私はすごくスローです
今日も出発時間の10分前にはいなくなり、外を見るとすでに車のエンジンをかけて待ってくれていました
私は普段、母に適温のおしるこを届けるためにいつも出発ぎりぎりの時間におしるこを仕上げてポットに入れます
夫を待たせてはいけないし、おしるこの温度も気になるし…、ルーティンのわずかな乱れが「おしるこまるごと忘れ」につながったのかどうかわかりませんが

速攻自宅へ向かってくれた夫に何か言い忘れたような気がして…
おしるこを待つ間、母と話をしていて「何か」がわかりました
「お椀と木のお匙」です
おしるこのポットと一緒に、おしるこを食べるためのお椀とお匙をセットして置いていましたが、はたして夫はセット一式持ってきてくれるかしら??

私は「おしるこ忘れた!!」としか言っていません
「お椀とお匙も持ってきてくれるかなぁ~?」
「流石に大丈夫でしょ、いつもお椀に移してお匙で飲んでるの見てるし」
「ポットで飲めるわけないのわかるでしょ(笑)」
「一緒に置いてるから大丈夫だよ」
息子と母と私でそんなやりとりをして

「お母さん!おしるこ遅くなりましたぁ~~!」
息を切らして笑顔でばばーんと部屋に入ってきた夫の手には、ポットだけが大事そうに握られていました

一瞬どっと笑いが起こり
でもそこには「ありがとう」しかなくて
もちろん夫にお椀のことなど言わず、もしものためにと準備しておいた湯呑と使い捨てのスプーンを使いました
「美味しい美味しい」と笑いながらおしるこを飲む母

おっちょこちょいの私は、こどもの頃からよく失敗談を母に聞いてもらい、母は可笑しそうに笑いながら話を聞いてくれました
今日の母の笑いは、その頃の母の笑顔に似て

スピーディーな夫
のろのろな私
対照的な二人ですが
おっちょこちょいに関しては
似たもの夫婦かもしれません














障がいって何だろう

2025-02-28 05:56:08 | 障がいのあるこども
私の息子には一般的に“障がい”と言われる特徴があります

本人は“生きづらさ”を感じていますが、それを“害”だとは捉えていません
私も同じです

息子の好きなラッパー、GOMESSさん
数年前、この動画の後半の彼の語りを初めて聴いた時
涙が止まりませんでした