松島"湾"ダーランドの翌日は、美しい朝焼けで始まった。
早速松島島巡り観光船「仁王丸」に乗り込み、松島湾クルーズを楽しんだ。船頭さんの軽妙な語りに耳を傾けながら、波頭のような形状をしている「鎧島」や打ち寄せる波が鐘の音のように聞こえることが由来の「鐘島」など、謂れのある奇岩や島々を見つける度に頷いた。
松島湾クルーズの後に、観瀾亭に立ち寄った。この建物は、伊達政宗が秀吉から拝領した伏見桃山城の一棟で、江戸品川の藩邸に移築したものを二代藩主忠宗がそっくりこの地に移したものだそうだ。
松島湾からほど近い奥松島を訪れ、小ぶりな遊覧船「嵯峨みらい」に乗り込んで、嵯峨渓を巡った。嵯峨渓は、岩手県の猊鼻渓(げいびけい)、大分県の耶馬渓(やばけい)と並ぶ日本三大渓のひとつだそうで、男性的な景観と言われるだけあって迫力満点だ。
2018年8月