おなじみ「In Deep」さんの記事。
ヨガは悪魔のための儀式?:バチカンのエクソシストが語る「悪」
《ガブリエル・アモース神父は、バチカンのエクソシスト部門の最高責任者であり、これまで、 70,000以上の悪魔払いをおこなってきた。現在 85歳となる神父は、25年前に当時のローマ法王である故ヨハネ・パウロ2世に指名されて現在の地位を得た。
最近おこなわれた宗教会議において、ガブリエル・アモース神父は、彼が「この世で最も嫌いなもの」のいくつかを挙げた際に、その中に「ヨガ」と「ハリー・ポッター(小説)」が入っていたことが世間を驚かせている。
ものごとを率直に言うタイプの人物であるアモース神父だが、以下のようなことをその会議で述べたのだった。
「ヨガは悪をもたらす。それは、ハリー・ポッターを読むのと同じほどの悪だ。どちらも人々には無害に見えるかもしれない。しかし、そのどちら(ヨガとハリー・ポッター)も悪魔の魔法によって、悪に仕えるためのものだ。」。
また、このように続けた。
「ヨガは悪魔の仕事だ。ヨガは、単に体のためのストレッチ運動だと考えるかもしれないが、ヨガはヒンズー教に至るものだ。そして、すべてのこれらの東洋の宗教は、輪廻の間違った信念に基づいているものなのだ」。》
これに対してヨガ協会は反発しているそうです。
《イタリア・ヨガ協会のヴァンダ・バンニ氏はこう言う。
「ヨガが悪魔の修行? 勘弁してください。言いがかりも甚だしい。神父の告発には何の根拠もない。ヨガは宗教ではなく、スピリチュアルな訓練の一種です。ヨガの訓練によって、その人の内部で、自分自身を見つけることが目的なんです。そして、自分の中の自由を発見していくのです」。
さらに、バンニ氏は、
「ヨガは宗教と関係ありません。悪魔の結社とも無関係です」と言った。
ローマでヨガ・アカデミーを運営しているジョルジョ・ファーラン氏によると、ごく少数のヨガからヒンズー教へと向かう人たちがいるが、ほとんどのヨガの実践者たちは宗教とは関係ないという。》
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西洋人はヨーガに対して何か嫌悪感を持っているようで、スピリチュアリズムの霊信にも、「ヨーガは西洋人には向かない」という記述があったりします。
ま、バチカンにとっては他の宗教、特に多神教は悪魔ですから、別に驚くほどの内容ではありません。輪廻を「最悪の教義」としていることも、ま、そういうものです。
しかし、「ヨガは宗教とは関係ない」というのも、まあちょっと……
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