気になったブログ記事を2つ。
日本で宗教のイメージが悪い理由:BLOGS
《日本では全体的に宗教に対してネガティブイメージが持たれている事に同意する人は多いだろう。その理由を説明する上で「戦後の宗教へのタブー視」に触れる事は多い。それも当然大いに関係あるのだが、ここでは特に、オウム真理教が一連の事件を起こした後の「カルト」の強調、そこから繋がる「宗教全体のイメージ悪化」の原因を考えてみよう。結論を先取りしておくと、筆者はその理由がマスコミと大学が持つ組織上の問題が遠因であると考えている。》(はじめに)
端的に言うと、「表面的・煽情的にしか扱えないマスコミとそれを是正できない宗教学者にも責はある、ただしいずれも構造的な問題」ということのようです。
マスコミ問題はおいておいて、宗教学者というのは、どうかなあ、と。
いろいろ複雑な要素がある問題ですから、ここではやめておきます。
ところで、その中に引用されている「米国キリスト教調査研究所による“カルト的かどうかを判断する特徴”」は面白かったので載せておきます。(出典は元ブログ参照)
①指導者による聖典解釈への絶対的なコミットメント
②指導者はけっして間違ったことをしないという信仰
③先行する啓示と矛盾する啓示への信仰
④私たちは終わりの時を生きているのだという強い信仰
⑤「私たち/彼ら」という心性
⑥集団の命令に従わせる圧力
一瞬「そうだよな」と思ってしまいますが、じっくり読むと、「これ、あんたたちのことだろう」(笑い)。言い出した人たちはプロテスタントなのかもしれませんが、カトリックでは、教皇による聖典解釈は絶対正義であり、教皇は不謬であり、「終末」こそが信仰の核であり、「洗礼せざるがゆえに地獄に堕ちる“彼ら”」を作る心性を持ち、教皇庁の命令に従うよう求める。まんまですね。
そう言って批判しておいて、笑えるのが③で、キリスト教徒特有の「聖書と矛盾しない」主義が平然と出されている。臨死体験研究で優れた業績を上げたマイケル・セイボムが、一方でその「臨死体験証言が聖書と整合するかどうか」で「悪魔的でないかどうか」を判断するという荒業(笑い)をやっていたのを思い出します。あほかと。
まあ、結局のところ、伝統宗教の側にも「カルト」を批判できる確たる思想・視座がないということかもしれません。
* * *
もうひとつはもっと神秘的でスリリングな話題。おなじみ「In Deep」さんの記事です。きれいなので写真を転用させてもらいます。
謎の「光る雲」がどんどん高度を落としてきている:In Deep
「通常の雲が地上~10km付近にできるのに対し、夜光雲は地上約75~85 kmの中間圏界面付近にできる」のだそうですが、この夜光雲が「以前に比べて異常に頻繁に、かつ広範囲で発生しており、高度が下がってきており、輝きが増してきている」のだそうです。
どういうことなのでしょう。太陽活動に関係するのか、地球環境(温暖化?)に関係するのか、地磁気に関係するのか。それともニューエイジャーの言う「アセンションの日が近づいている」のか(笑い、いや笑ってはいけないのか)。
* * *
おまけ。
バルト海の海底に「オーパーツ」らしい、しかもスターウォーズに出てくるファルコン号そっくりの「異物」があるというのが最近話題になりました。その続報。真偽は全然保証しません(笑い)。
【ファルコン号】 バルト海の海底UFO、200メートル以内に近づくと電気機器の電源が落ちた!:不思議.NET
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