惜しまれる名優、緒形拳さん

2010-02-20 | 日記
 昨年、名優緒形拳さんが天国へ旅立たれた。本当にすごい俳優だった。大河ドラマでも数多くの作品に出演され、今後も出演されるのを楽しみにしていただけにとても残念です。ここに緒形拳さんの出演された大河ドラマについてふり返ってみます。

 前にも書きましたが、大河ドラマが多くの俳優達のスターへの登竜門になっています。その走りが高橋幸治さんや石坂浩二さんそして緒形拳さんでした。今で言うイケメンみたいな感じです。緒形拳さんが最初に登場されたのは、1965年の「太閤記」で豊臣秀吉をされたのがデビューのように思います。その時は大学生だった石坂浩二さんも石田三成役で同じくデビューされました。若々しい秀吉だったそうです。(私はちらっとしかみていませんが)その同じ秀吉役を1978年の「黄金の日日」でやっておられます。この時信長役も「太閤記」の時と同じ高橋幸治さんがやっておられました。ちなみにこの時の秀吉は非常に冷たい秀吉を演じておられたのをおぼえています。その時の主人公である、呂宋助左衛門に対して冷たいしうちをされていたのが記憶にあるからです。また、1966年の「源義経」では武蔵坊弁慶をされ壮絶な最後を見た事があります。有名な弁慶の立ち往生のシーンです。1972年の「新・平家物語」では文人の阿部麻鳥の役を、そして私が印象に残っているのは「風と雲と虹と」の藤原純友です。とても若々しくて、世の中を変えていこうとするエネルギッシュなものを感じました。それとは対照的に、1982年の「峠の群像」では昼行灯の大石内蔵助では絶妙な演技が光っていました。また、1991年の「太平記」でも足利尊氏の父足利貞氏を演じられていました。この時は本当に虐げられる足利氏がかわいそうでなりませんでした。忍耐に忍耐を重ねて最後に足利尊氏が立ち上がるという感じでした。
ところで、前回書いた「毛利元就」での尼子経久はそれまでとはちがうまったくしたかたで野心満々な戦国武将を演じていました。こちらでは大国のはざ間で忍耐する毛利氏の姿が印象に残っています。そして、大河ドラマでの最後の登場が2007年の「風林火山」での宇佐美定満役です。上杉謙信を支えた軍師の役を熟練した技の演技が光っていました。本当に残念です。もう一度大河での姿を見たかった俳優でした。天国で今後の大河を見守って下さい。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。  




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2 コメント

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お願いします (大河好き)
2010-02-20 17:43:48
はじめまして失礼ながら漢字間違い多くがっかりしてます。緒形拳さんですし「黄金の日日」です。その他にも漢字間違いいくつもあります。画像も記事と関係なくわかりません。お願いです。漢字は調べてから記事書いてください。特に緒形さんに失礼です。
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本当に申し訳ありません (タイガドラマン)
2010-02-20 23:20:30
ご指摘ありがとうございます。
たしかに、私の誤りでした。
訂正させていただきました。
緒形拳さんにもすみませんでした。
あまりに足らない所ばかりですみません。
気をつけていきますので、今後共、よろしくお願い致します。
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