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気持ちのこころ書き綴ります

時間があれば書きますか。
SINCE 2013 11 April
terryの蟲 1994

赤信号

2022-06-20 20:12:00 | 怖い
その日はとても急いでいた
約束の時間までは後2時間
距離は150kmとても間に合わない
クルマより早いかもしれないので単車で向かっていました
北に向かう高速道路を降りてからまだ40km近くある
残りの時間は50分
もう無理だなーって思ったのですが
ギリギリ間に合うかもしれないと思い
また、遅れてもすこしでも予定時間に近く着けるようにと
単車を走らせました
知らない道じゃないし
もう暗くなってきて
ヘッドライトに向かって虫が飛んでくるため
ヘルメットのシールドは虫の死骸だらけ
やはり約束の時間になっても到着することはできませんでした
間に合わなかった変わって思いなが走行していると
赤信号が見えて
通常の信号機ではなく
工事用のやつ、誰ももいない道路工事現場にある
赤信号
時間は23時45分
この時間にこの道路を走る車はいないだろうと思い
また、単車なので対向車が来てもなんとかなると思いその赤信号をぶっちぎって走り出しました
片側1車線が工事で1車線のみの道路
右コーナーを抜けたところで。。。意識が飛んだのか、記憶が飛んだのか
気がついたら既に工事区間は終わってました
もう目的地はすぐそこ
23時には着かなくてはならなかった場所についたのは0:15
1時間以上の遅刻
電気がついて仲間がいるはずのその建物は真っ暗
仲間が電気消して脅かそうとしていると思い
単車を止めて
ほんとに真っ暗
街灯などないので
建物ドアに近づくと
なにか違和感が
何度も来たことのある建物のはずなのに
ドアをノブを回しドアは軽く開きましたが
中は真っ暗
人気配どころか
湿気と何年も誰も入っていないような匂いが
ドア脇の電灯のスイッチをさぐりスイッチを入れても
つかない
ブレーカーが落とされてる感じがして
しょうがないので単車のところに戻り
エンジンをかけてライトつけると。。。
その建物のテラスに無数の光る球の様なものが見えてすぐに消えた
そこにいてはいけないと感じ
ヘルメットを腕にかけたまま単車をスタートさせ来た道を戻ると
また意識が飛んだような感じがして
気がつくと
あの工事現場の赤信号の逆のところにいました時計を見ると0:15
時間がさっきのまま
時計は止まってはいませんでしたし
ヘルメットは左の腕にかけたままで

結局本来の約束は果たせず
仲間は私がいないまま過ごしたと翌日に聞きました
携帯電話とかなかった時代のお話しです




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