桜を追って 2 2011年04月12日 | 日記 大和高田を流れる高田川沿いに延々と続く桜並木があります。とにかく圧倒的な桜、桜、桜・・・ 美しいとか綺麗というような表現では、言い表せないような凄さを感じました。 ふと、梶井基次郎の短編小説[桜の樹の下には屍体が埋まっている]を思いだし、作家の、 狂気に似た感性に共鳴する何かを、雪のように白く輝く桜から感じました。 小さな春の風の形になって散るさくら、ほどなく花の季が終わります。今年の桜は 寂しい色をしています。 薄墨の さくらの下に 吾(あ)はひとり 佇みており 影のごとくに