「はじめちゃんが一番」 渡辺多恵子

楽しいマンガでした。

あらすじとしては、

高校生の「岡野はじめ」には五つ子の弟たちがいます。
６人兄弟という事でさすがにお家は火の車。両親とも働いています。

やんちゃな５人の弟を持つはじめちゃんは、お金には敏感です。
無駄使いなどもっての他、節約大切のかな～～～り、しっかり者のおねえさんです。
そして五つ子ちゃん達はお姉ちゃんの事が大大大好きなかなりのシスコンです。

そこそこかわいい顔してるの×５人という珍しさもあって芸能界入り。
「Ａ．Ａ．Ｏ（エイエイオー）」というグループ名でデビューします。
やんちゃな五つ子をマネージャーひとりで面倒みるのは至難の技。という事ではじめちゃんは五つ子達の付き人としてがんぱっています。

そして、はじめちゃんは同じ事務所の実力派スーパーアイドルのＷＥの「和田瑞希」に運命の一目ぼれ。（御近づきにいなりたくて弟達の付き人になった様なモノです）。
それぞれの人達の成長＆恋愛ストーリーも交えたお話しになってます。

たいしたレッスンも受けず、五つ子というもの珍しさからポンッとデビューしてしまった「Ａ．Ａ．Ｏ」に、ＷＥや他のアイドルグループからの風当たりはかなりキツめ。
だけど、芸能界にスレてない素直さ・純粋さや持ち前の明るさとアホっぷり、影ではしっかり努力している所、そしてパワフルなはじめちゃんの存在も手伝っていつの間にか普通に仲良しになってます。

基本ギャグタッチ。コメディっぽい要素が含まれているので楽しく明るい感じで話が進んでいきます。もちろんシリアスな話や、主要人物がそれぞれ主役になってる話とかもあります。

はじめちゃんは髪の毛の量も多くて、はりがねの様な剛毛。そしてそばかすもあって、自分の容姿にどちらかと言うとコンプレックスを持っています。小さい頃から五つ子ちゃんばかり可愛がられてなんとなく影の存在。縁の下の力持ち的な役割をずっとしてきました。でも、なんだかんだ言って面倒見がいいのとお人よしな所、なのに潔い所や現実的な所があって芸能人の方達にはかなり信頼されてるし、本人も気付いてないけど意外とモテてる（？）っぽい感じもします。
はじめちゃんとＷＥの二人のからみもとてもいい感じです。はじめちゃん五つ子ちゃんによってＷＥの二人もだいぶ変わったと思います


やっぱり、読者が女性なので、「Ａ．Ａ．Ｏ」の中では誰が好きか、とか「ＷＥ」の二人ではどちらが好きかって話しになりますよね♪
私は「Ａ．Ａ．Ｏ」（あつき・かずや・さとし・たくみ・なおと）の中では真ん中のさとしくんがお気に入りでした。かわいい弟タイプ。
「ＷＥ」（和田瑞希・江藤亮）では江藤さんですね。普段はボーっとしてるのにいざとなったらちょっと怖いぐらいです。核心を突くような事言ったりするしね。
瑞希もかっこいいんだけど、私の中で黒髪のあんな感じのキャラだとレイフの方がいいかな。
っていうより、渡辺多恵子さんの話で一番すきな男性キャラは不動ので「ファミリーのレイフ」なんです。で、女性キャラも「フィー」が一番好きかも。江藤さんもかな～り好きですけど・・・・