武者世界の法術系。

今回のメモは、武者○伝から範囲を広げまして、武者世界の法術系について。
「法術」なので、今回は「妖術」は対象外。そっちまでやると収拾つかなくなるから（笑）。

武者世界の法術は、有名なところでは、

１．龍や大自然の精霊の力を借りて、変化したり戦ったりする一派（獣王頑駄無、龍神導師仁宇など）
２．神社にゆかりがあり、神通力を主に使って戦う一派（武者江須）
３．僧侶の姿をし、符術などを使う一派（覇利丸）

の、３タイプがあります。

１．は、たぶんメインキャラでは一番多いのではないでしょうか。
２．は、どちらかというと、メインよりサブキャラのほうが多いですね。
神官の姿とか、巫女さんの姿とかはこちらに入ります。
３．は、意外なことに、○伝が初出。
なお、僧兵は「僧侶の姿をした武者」のことで、武者世界では法術は使えません。

もちろん、元になっているものはちゃんとあるわけで、

１．は、修験道（役行者とか）
２．は、神道系・陰陽道（安倍清明とか）
３．は、密教系仏教

が、イメージのベースになっていると思われます。
３．に例がないのは、単に私が思いつかなかっただけで。(ノ_ー;)（笑）
古来より、この三つは密接に関わっており、単純には分類できなかったりするわけなんですが…、

詳しい本やサイトがたくさんあるので、各自自習のこと。
（↑はしょった!?）

その他、関連あるものとして、影舞乱夢の元と思われる（笑）中国には
４．道教
という、日本の１．～３．とはまた違うものがあるのですが、
そちらについては、まだ武者世界では未出なので、今回は省略します。
三国伝の黄巾隊、…あれ、入れるべきなのかなぁ…。
個人的には「法術」じゃなくて「妖術」に分類したいんですが。

～以下、過去のコメント～

コメント：Unknown
日時：2007-12-17 21:20:03
投稿者：あさりや　てつひと

はじめまして。身の回りに○伝について語れる知り合いがいないものでこちらのようなサイト様の存在はとても嬉しいです。
＞３．は、密教系仏教　
と、申されますが覇利丸って格好こそお坊さんですが彼の使う時防流の術って多分に陰陽道系の要素が強いように思うのですが。式利機写動破と式利機写動捕などはそれこそ陰陽道の式神ですし・・・。
また同系統の術師である無限法士がアクエリアス蘇生の際自分の術のことを「錬金術」と言ってましたし、時防流・時攻流の術は西洋系の術も取り入れているのではないかと。

コメント：３．時防流・時攻流関連について
日時：2007-12-18 11:06:20
投稿者：管理人

あさりや様はじめまして。
管理人の井蛙観海と申します。SD関連では最近まで「しむふぁ」のHN使っていたので、そちら名前でお会いしたことはあるかもしれません（笑）。
メインでは無限法士びいきですが、考察に関しては全体的に取り扱っていきたいと思います。今後ともどうぞごひいきに。
＞３．は、密教系仏教　と、申されますが
ご明察のとおり、確かに内容的には本来の密教系仏教とはまったくの別物です。
一番イメージに近いのは、僧形の陰陽師として描かれる蘆屋道満ではないかと思われます。
…ただ、このコメント欄では行数が限られているため、別項を設けてまた書きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。