ダコタ・ハウスは19世紀末に建てられ、現在も人が住んでいる古く歴史のあるアパート。入居審査が超厳しいとのこと。コーポラティブハウス(*注)として建てられた。コーポラティブハウスとは入居希望者が組合を結成し資金を出し合って建築し、自分たちで管理する集合住宅。「コーポラティブハウス」は和製英語で実際の英語では「building cooperative」(ビルディング・コーオペラティヴ)って言うんだって(語順からしてbuilding cooperativeってどちらかといえばラテン風な感じがして英語としては変だと思うが・・・)。略して「co-op」(コープ)というらしい。
ダコタ・ハウスはのちに賃貸へ転用されたのかなと思ってたけど、いろいろ調べてみたら、今でもコープとして運用し続けているというから驚きだ。ジョン・レノンの奥さんのオノ・ヨーコは現在もダコタ・ハウスに住んでいて、「所有」しているとのことなので、ダコタ・ハウスは賃貸物件じゃなくて所有物件らしい。
ジョン・レノンは1973年にダコタ・ハウスに入居した。彼はダコタ・ハウスに住んでいた頃、音楽活動を休業し主夫をしたことがある。ジョン・レノンは1980年に自宅のあるダコタ・ハウスの前で熱狂的なファンに射殺された。ファンなのに殺したというので本当に恐ろしい。
ダコタ・ハウスの建物名についてなんだけど、英語では「The Dakota」、「Dakota Apartments」、「Dakota Building」と呼ばれているらしい。英語版ウィキペディアで「Dakota House」と検索してみてもそのページには行かなかったから、「ダコタ・ハウス」と「ハウス」を付けて呼ぶのは日本だけかしら?
(*注)
アパート名によく使われる「コーポ」の語源になったという説もあるが、実際「コーポ○○」という名前のアパート普通の賃貸アパートと変わらない。「コーポ」と「コーポラティブハウス(コープ)」は全くの別物である。外観も違うでしょう。コープの場合デザイン性に富んだ造りになっていることが多い。「コーポ」の語源はもう一つの説があって「コーポレートハウジング(corporate housing)」(長期滞在向けの家具付き賃貸住宅)から来ているともいわれている。住宅形態からすると後者の説が有力かもしれないね。
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