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「洋風とんかつ」雑感

ほっともっとでは今、冬限定の「洋風とんかつシリーズ」を発売している。「デミカツ弁当」、「トマトソースカツ弁当」、「チーズデミカツ弁当」、「チーズトマトソースカツ弁当」の4種類。

そもそもとんかつは本来洋食なんだよね。
「カツ」は「カツレツ」の略で、「カツレツ」は英語の「cutlet(カットレット)」から来ている。もとはフランス発祥の料理で、フランス語では「côtelette(コートレット)」と言い、英語ではそれがなまって「cutlet」となった。

日本のカツは日本流にアレンジされている。カツレツは本場の西洋では一般的に多めの油やバターで炒め焼き(ソテー)して調理される。カツを揚げて調理するのは日本独特で、天ぷらみたいな感覚で揚げた方が日本人の口に合うだろうという発想から広まった。豚カツソースも日本で開発された。豚カツソースはウスターソースと少し似ていて、ウスターソースをアレンジしたものなのかな。
カツはひらがなで「かつ」と書かれることも多く、カツ専門店は店のデザインや店名が和風であることが多く、すっかり和食になった感がある。カツ丼に至っては和風だしで味付けされ完全に和食っていう感じ。洋風のカツはあえて「洋風」と付けることが多い。

「カツ」を英語表記する際「katsu」とすることもよくあり、例えばファーストフード店で「チキンカツバーガー」は「chicken cutlet burger」のように書かれていたのを見たことがある。実際海外で日本のカツ、豚カツは「katsu」、「tonkatsu」として知られている。コンビニでは例えば「ハムカツ」は「ham cutlet」のように「cutlet」が使われていることが多いね。

本場の西洋でのカツレツの味付けは、ほっともっとの洋風とんかつシリーズみたいにデミグラスソースやトマトソースはよく使われるかもね。

カツと似た料理にフライがあるが、これも日本独自で発達した「洋食」らしい。西洋にも似た料理はあるかもしれないが、パン粉の衣を付けた揚げ物を特に「フライ」と呼ぶのは日本独特で、英語でも「fry」を「揚げ物」という意味の名詞としても使われるが、パン粉の衣を付けたものとは限らず、例として「french fries(フレンチフライ)」がある。

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