糸山志泉〜展示のご案内など

作品展示のご案内用ブログです。
過去記事では武蔵美通信についても書いてます。

絵本スク

2011-06-08 14:17:20 | 絵本
6/3-5で絵本スクーリング受けてきました。
3日間で色紙(ラシャ紙)を切り貼りした絵本を1冊作るというスクーリングでした。
噂では完成させるために徹夜される方続出とのことですが、噂どおり(?)だったかもしれません。
どこまで精度をあげて作っていくか、その時間配分がモノをいうスクーリングです。
先生や助手さんは皆さんとても温かく、いいスクだったな、というのが感想です。
皆様の的確なコメントやしっかりした作業フォローのお陰で充実した作品に仕上がりました。



さて、このスクが始まる前には16ページの絵本のラフ案(反対語がテーマ)を作ってくることになっており、私は1案のみ作っていきました。
しかし、始めに受けた講義で絵本のストーリや構図展開について聞いてから、先生にチェックしてもらうまでに大分内容を変更させました。
画面を、引き、アップなどと変化させたり、同時に主人公の大きさもいろいろにしたり。
あわあわしながらざくっと描いたラフ案で、とりあえずOKをもらってがしがし進めていきました。
ほんと、あっという間に授業も終わり、でした。。。
ちなみに、スクで使える画材は、学校が用意したラシャ紙と各自準備の色鉛筆、白か黒のサインペンの3種類でした。

2日目には製本の技術指導が1時間くらい入りました。
また、3日目の朝までに中身を8割は完成させること、と言われました。

帰宅後の残業時間は1日目に6時間程度、2日目は7時間だったかな・・・
3日目の朝、残す所はリスのペン描き1箇所、蝶と蛍の色鉛筆での彩色1箇所づつ、扉と表紙のデザイン&切り貼りでした。
自分的には8割方終わらせたつもりでした。
が、扉と表紙のデザインをほとんど考えていなかったので、冷や汗をかきながら瞬間芸のように仕事を片付けた感じになりました。
やっぱりちゃんと考えてこないと苦しいです。
3日目の15時に提出、その後の講評ではそれぞれの作品についてプレゼンし、先生のコメントをいただきました。

今回の私のテーマは『暗闇と光』ということでホタルについての絵本を作りました。
全体の色彩計画、虫視点の画面構成、ホタルがたくさん集まってくる場面での色彩構成がいいとのお言葉。
嬉しい~。
最近真面目に(?)右脳系の宿題頑張ってた結果かもしれません。
紙が16色と色が決まっていたのでやりやすかったというのもありました。

さっきチェックしたら90点ついてました。
びっくりした!
完成していたのも点数につながったのでしょう。



絵本の通信課題も年度内に出せるといいですな~。



さ、とりあえずまた日本画の制作に戻ります。
(人物画が不合格で戻ってきちゃったので・・・やらにゃ)




扉のページ。
ハサミは名前隠しなだけで意味は無いです。


14-15ページ。
明け方頃のシーンです。小さな2つの丸がホタルです。