秋の虫の声も澄み、少しずつ夜が長くなってまいりました。
いかがお過ごしでしょうか?
さて、ささやかですが秋の展示を企画いたしました。以下の通りご案内申し上げます。
今夏うきは市の楠森堂様に伺ってお庭で写生させていただきました。
写生しながら、命はどこから生まれてどこへと還るのか、
「源(みなもと)」に想いを馳せる時間を過ごしていたように思います。
八女市の矢部屋許斐本家様とうきは市の楠森堂様は大正時代からお取引のあるご関係だと伺いました。
見えないながらも繋がるご縁を表せたならと2つの展示の会期を重ねさせていただきました。
限られた時間となりますが、在廊も予定しております。在廊時には、小さな色紙のかるたみくじや自作の唐津焼陶板もお楽しみいただけます。
また、9月22日(火・祝)はうきは市の楠森堂様にて楠森堂様の御煎茶を山本源太氏が新たに作陶された茶器でお楽しみいただける予定です。
もしお近くにお越しの際にはお立ち寄りいただければ幸いです。
【源へ】うきは市にて
会場:楠森堂 楠森河北家住宅 新座敷(福岡県うきは市浮羽町山北2056)
日時:9月22日(火祝) 10時〜16時 展示&お煎茶のお楽しみ
23日(水) 10時〜13時 展示
24日(木) 10時〜13時 展示
在廊予定:終日
【源へ】八女市にて
会場:矢部屋許斐本家 1階拝見場 床の間など3点展示(住所:福岡県八女市本町126)
会期:9月17日(木)〜10月2日(金) (9月20日(日)は店休日)
時間:9時~17時 (10月2日は13時まで)
在廊予定日:9月21日(月・祝) 10時〜14時、10月2日(金)10時〜13時
※ご来場の際には事前にご連絡いただけると嬉しく存じます。
※天候などにより急に予定を変更する場合がございますがご了承ください。
本日9月16日、矢部屋許斐本家様へ作品の展示作業に伺いました。
こちらの3点を展示いたしました。
今回初めて用いた画材がありました。
紅花から作られた伊勢半さまの【細工紅】という染料です。
井藤雅子様とのお話の中で出会った画材でした。
こちらの写真の小瓶に入った紅色の染料です。
紅を水に溶いたところです。
和紙にのせると、まるで生きているかのような印象的な色でした。
この紅は天然の染料です。陽の光に当たると少しずつ色が変化するそうです。
そんな紅の持つ時間を少しでも多くの方と味わえたなら、と小さな色紙の作品も制作いたしました。
在廊時に【カルタみくじ】として準備いたします^^
さらに、夏に転居した先で出会った唐津焼の今岳窯様で陶板を作成しました。
こちらも在廊時のみとなりますが、展示と共にお楽しみいただけます。