過ぎて行く 風の色香に 惑わされ

　　　　　過ぎて行く　風の色香に　惑わされ
　　　　　　　金木犀の　虜に呼吸す










　彼岸花というより曼珠沙華が
　この頃は　いろんな庭先にも
　咲き競っている
　
　と同時に
　金木犀も甘い色香を
　醸し出している

　そうか
　もう九月も少し
　秋の先走りが漂っているんだ

　今月は
　良い事は無かったから
　十月には少し甘い良い事がありますように

　僕の周りにも


　　　初恋亭夢中

離れてく 時間とともに 僕たちは

　　　　　離れてく　時間とともに　僕たちは
　　　　　　大人になるんだ　想い出の中で








　人は誰しも通る道
　出逢いと　別れ

　傷口の神経を修復しながら
　また前へ　

　時間が止まった想い出は
　いっそ　額縁へ

　何時でも見れる
　何度でも　聴ける

　大事なのは想い出では無く
　大切なのは　
　今の　あなただから


　　　　初恋亭夢中