これは、
氷見市の「道の駅」で
12月9日に撮影したものだ。
ガンドーブリ。
「寒ブリ」って何か知っているか。
吾輩は、冬に獲るブリは、
全部「寒ブリ」と称すると思っていた。
違っていた。
氷見市の某民宿のおやじの話によると、
重さ10㎏以上のものを「寒ブリ」というそうだ。
脂がのっているので、
刺身にして醤油をかけると、
「脂が醤油をはじくよ」と言った。
重さが5~6㎏のものをガンドーブリと言う。
某民宿のおやじが言った、
「僕らでもなかなか寒ブリを食べる機会はないです」と。
一昨年は大漁だった。
温暖化で、
寒ブリが氷見に来る時期が遅くなっている。
いつ来るかは分からない。
要するに、
波照間島の幻の焼酎「泡波」と同じだ。
需要に対して供給が極端に少ないのだ。
だから、ますます食べたくなる。
いずれにしても、
吾輩は、
氷見市で生まれて初めてキトキト(注意)の魚を食べた。
3000円余の支払いだったが、
ありゃ、2万円の価値があった。
今度は、
ぜひ本物の「寒ブリ」を刺身で食べたいものだ。
(注意)
キトキトの魚とは、
新鮮な魚という意味だ。
もう一つ。
僕は氷見の海で泳ぐ寒ブリは、
海の中を自由自在に泳ぎ回っていると思っていたが、
先のおやじの話によれば、
泳ぐ道があるということだった。
海水の温度が寒ブリの好きな温度になると、
寒ブリが北から氷見の沖合にやってきて、
その自分に適した水温の所を泳ぐ。
待っているのは穏やかな波と網だ。
なみあみだぶつ。
波網だブリ。
だぶざぶだブリ。
海だけに、中身の深い話だった。
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