人生の節目節目において他人の歌を歌って乗り越えるか、自分なりに彫琢した歌を歌って言わば地声で吠え続けるか。こんなたわい無い思いに、五月の明るい朝の光のなかで耽っていられるのも一つの小さな幸せか。それとも、単なる愚鈍の証か?