毎日、電車の中で、プルーストを読んでいる。
きょうは、「ソドムとゴムラ」の中ほどを読んだ。
読んでいると、なぜか悲しくなった。
アルベルチーヌは、話者の「私」にとっても、
読んでいる僕にとっても謎の女性だ。
結婚は妥協の産物だと言った先輩の声も響いてくる。
本当に好きだった相手とは結婚できない。
所詮、片思いしかできないのだ。
翻って、夏目漱石の「坊ちゃん」について思いを巡らす。
何度読んでも、笑えてくる。
読む者を笑わせる小説が存在すること自体、
貴重なものではないか。
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