久々利まで来ると、道が長閑になる。
嬉しい。
10時、御嵩町のトモスでチューブ2本購入。
オヤジも奥さんもまだ眠そうな顔だった。
山越えの県道多治見白川線を八百津町へ。錦津小学校前を通過。
蘇水峡、橋の上から鋼鉄より堅そうな岩肌を見下ろす。
坂道を漕ぎ上る。
疲れてくる。
腹が減ってくる。
大きくて、新しいトンネルの前に出る。
大久後トンネル。
約1.2キロのトンネルの中ですれ違った車は2台だけ。
出口近くで、振り返って、
大声で叫ぶと、
反響が反響を呼び、わんわんわんわんと鳴り響いた。
長いトンネルを出ても、
周りは雑木林、田畑ばかりだった。
喉も渇く。
県道366号の標識。
突如、「開元院」という寺の横に出る。
駐車場がやけに広い。
と、突如、今度は、「そば、麦とろ、うなぎ。左250m」の看板!
「蔵ノ田」という店の名もいい。
なんで、こんな山野の中にあるんだ。
でも、嬉しい。心も踊る。
店先の看板に、「火曜日定休、営業中」。
営業中だ!良かった!
「蔵ノ田」は、
雑木林に囲まれた、
細久手に通ずる旧道沿いの、
風情ある小さな新しそうな店だった。
ざる蕎麦、とろろ汁、麦飯を注文。
(うな丼は高額なので、注文できなかった)。
他に客はいない。
ほっと一息。
何もかも良かったわけではないが、
雰囲気がいいので、三つ星。
ぜひまた立ち寄りたい。
自分は食通ではないので、
どちらかと言えば、
味より雰囲気を重視している。
ビールは我慢した。
きょうは優等生だった。
13時30分ころ出発。
ちょっと下った所の三叉路で迷った。
ちょうど近くの自販機で飲み物を買っていたトラック運転手に
多治見への道を尋ねた。
どの方角に行っても、19号に出られるということが分かった。
鬼岩公園という名をおじさんが口に出したので、
松野湖、鬼岩公園経由で帰ることにした。
細くて、くねくねした道、交通量ほとんどなし。
人間にもほとんど会わない。
枯葉が、風に舞い散るだけ。
(鬼岩公園へは、35年ほど前、仕事仲間と行ったことがあった。
なぜ、こんな所へ行く計画を立てたのか、今では忘れた。
岩だらけの所を登ったことだけは覚えている)
ついでに、鬼岩公園のPまで行ったが、記憶は蘇らなかった。
まるで、初めての場所のように感じた。
道の駅「志野織部」で休憩、
何だ、ここに出るのかと思いながら。
14時50分再出発。
土岐ICの側を通過し、
19号を避けて、土岐川沿いの細い道を走り、
土合橋を横切り、
生田に抜け、
多治見市役所から多度神社経由で自宅に戻った。
16時15分到着。
走行距離80キロ。
所要時間8時間。
充実した、秋の日のサイクリングだった。
ちょっと疲れた。
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