小津安二郎の古い邦画、 晩春(1949年)、麦秋(1951年)、続けて観る。 晩春は2回目、麦秋は、今夜初めて観る。 麦秋の原節子は、晩春の時よりも美しい、と感じた。 2歳古くなっているはずなのに、 なぜか晩春の時よりも若々しい。 何遍も繰り返すが、 脇役がいい。 杉村春子、東山千栄子。 特に、東山千栄子、完璧な存在。 さすがの杉村春子も、 東山千栄子の前では輝きがやや失せる。 自分としては、晩春より麦秋の方が好きだ。