えっと、
週末ごとにわたくしめのお気に入りを紹介させていただく
Paradaise Weekend!!でございますが、
先週は本業が ム チ ャ ク チ ャ 忙 し か っ た 故、
(なにげに弁解しております。。。。。。。。。)
こちらをサボりましたが、
今週は営業させて頂きます。
さて、
先日会社の同僚とシダックスに行ったら
週末なのでバカ混みで困ったもんでしたが
それはさておき
そこには女の子向けのフリーペーパーが置いてありますた。
その雑誌には、いわゆる
「エビちゃん顔」のおんなのこが3人映っていて、
この子になるにはこんなグッズ、こんなアイテムが必要!!
なんていう、
頭の悪さ120%全開で
要するに高い商品をそうやって売り込もうと言うわけなんだけど、
さて、そうやって掲載されていた、いわゆる「エビちゃん顔」ってやつを見て、
そう新しく感じなかったのはなぜだろう。
と、思い巡らしていたら
これのことを思い出しました。
「ハッピー・マニア」/安野モヨコ
このマンガとの出会いはほんの数ヶ月前のこと。
お気に入りのラーメン屋にスポーツ新聞とならんで、ブックオフでも引き取ってくれないような可哀想な状態で並んでいたのを手に取って読んでみたのが最初なんだけど、
とにかく面白い!!!
あらすじが、あるとするならば、
シゲタカヨコという20代半ばの女の子は毎日バイトに明け暮れている。
と、同時に彼氏が欲しくてたまらない。
友人に見せる性格は結構破天荒だが、世渡りがうまいのもあって、彼氏は適当にいたりいなかったりしていたのだが、
でも、
いろんな人と付き合って、一緒に寝ることもあるけど、不倫の付き合いもするけれど、
でも、なんだか違う気がしてなんとなく分かれてしまう。
そこへタカハシという、東大に行っていて米国に留学してしまうような才能バリバリな男(でも顔は今市)が
一途な思いをシゲタに寄せてくるようになる。けど、
カオが嫌いなのと、あまりに糞まじめすぎると言う点から、
これはちがう~~!!と逃げ回る。
あきらめて、一緒に寝たこともあったが、
どうしてもこれはちがう~~!!と逃げ回る。
その間にもいろいろな男と付き合って、
「これこそ運命のひと~!」みたいな付き合いもするが、
結局。。。。。。
と言う話が
ピーチガール以上にジェットコースター的に進んでいくので
ムチャクチャ展開速いし、
シゲタはノリノリだし(意味なく突然踊りだす事たびたび)、
本当に読んでいて面白かった。
恋愛話がムチャクチャにすすんで
クチャクチャになりながら
色々起きるんだけど、
これは話しだし、
シゲタみたいな極端な人はいないと思う。
いないと思うけど、
本当は結構有る話なのではないだろうか。
たとえば、
わたくしめの一番のお気に入りである5巻の冒頭には、
とある。
恋愛求道者でもある?シゲタは、
いい男を、
そして何よりも、絵に描いたようないい恋愛を求めて、
その深みズブズブとはまっていく。
実際タカハシを目の前の現実とすると、
と、
単純に顔なのか?
大胆なことを言っている。
でも、
顔で付き合いだした不倫相手大河内に
あるとき、
と、
素に戻る自分もあるのだけれど、
たいていの場合シゲタパワーで、
読者の思惑通り恋愛に求道することとなる。
(どんなパワーかは、読んでみてね。)
その、シゲタが、
タカハシと結婚しそうなのかなぁ~、と思わせたときの
一言。
この、
「幸せって、きっともっと、こう・・・・・
しびれるようで、くるくるまわってて
甘くて、苦しくて、目頭がアツくなるようで
なんかよくわかんないけど、そんなかんじ」
というのは、
10代のおんなのこなら(高校生ぐらいなら)
誰かを思って片思いするぐらいだったら、
まぁ、こういう発想はありかもしれない。
でも、
シゲタの欲望があくまでも結婚願望にあらず、
絵にかいたような恋愛をすることにあるので、
つまり、
ドラマに出てくるような、恋、ってやつ。
バイトもそこそこにして、
色んな男と恋して、
付き合って、
一緒に寝て、
ジェットコースター感覚で身の回りのことを起こすものも、
そのドラマに出てくるような、恋、をしたいがため
な、わけで、
でもそんなもんは「絵に描いたもち」、
実際にはどこにも転がっていない。
このデフォルメされた虚像の空間に
自分自身を置き換えることは、
誰でもやっていることだと思う。
でも、
このシゲタのように、
その世界を実現しないと幸せになれないという新興宗教にはまった人のなんと多いことだろう!!
と思うのです。
最近特に顕著に思うのが
藤TV。
日本国民の約1%しかいないような
例えばシロガネーゼ
例えば縁交する高校生
例えば渋谷でのドラッグ蔓延
例えばヒルズ族
例えば20代の男の子を飼う30代の女性
の事を、
日本国民1億人のすべての代表であるかのような取り上げ方をしている
のが、
どうも解せない。
しかもそれこそが、
今の時代、もっとも新しく、もっとも大切な事柄で、もっともあるべき姿であるかのように取り上げる姿勢は、
ホリエモンの事をどうこう言っていた割りに
ホリエモン以上に無責任だとおもう。
その藤TVで、
このマンガのドラマがあったと言うのは
なにやら意味深であったり。
(多分深い意味はないだろうなぁ~)
ところで、
なぜエビちゃん顔の子を見てこのマンガを思い出したかと言うと、
シゲタの相棒、フクちゃんの絵が
そういうメイクだったから。
アノ頃はマンガでしかなかったこういうメイクを
今では実現する事ができる、というか
ほんとうにやっちまう人がいるんだなぁ~~~
と
おもっただけで。
エビちゃんに関しては、
良くも悪くも、スルーです。(関心なし)
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絵は全部5巻から。
この著者の花とミツバチと言う本は
逆に男の子を主人公にしているけれど
成長物語でもあり、少しく安心して読める
かな?
でも、こちらもジェットコースター感覚で面白いです。
藤TVに関しては、「ある種の意思」を持ったミスリードと言うものを感じるのです。
貴殿がクリスチャンなので屈託なく言うと、いわゆるニューエイジ的な、快楽至上主義みたいなもので、この20年間で急速に失った日本人の貞操観念に関してもそうなのですが、どうも「反キリスト」的な方向に向かっているようにリードされている気がするのです。
基督教的な言い方をしなくても、別な言い方をすれば「体制にNOを言わない馬鹿を養成する」方向に向かっているような。
我々ぐらいの年であるならば、そこいら辺はまぁ、笑ってスルーできますが、若年の、特に多感なティーンにとっては、目に見える情報ほど信じやすく、受け入れやすいので、本当に注意が必要だと思うのです。
シゲタカヨコは知りませんが、藤テレビならしっていますよ。
マスコミの、特にテレビのミスリードには僕は本当に頭にきています。
しかし、時にはそのミスリードに乗ってしまう自分がいて、それもまたヒジョ~に頭にきますね。
1%しかいない人間の動向ってのは、結構大事だと思うのですが、志低く、お手軽に報道しているからダメになっちゃうのでしょうかねえ。
ちなみに、エビちゃん、美人だと思いますよ。
興味があるかと言われれば、ちょっと・・・