我が家の前の道から突き当りの町道まで300mあり、号線だと思っていたので最初の雪の時はトラクターで除雪してみましたが、重い雪がバケットに貼りつき50mも進めませんでした。
Unclebeeが役場に除雪を頼みに出向いたら「号線でしょ?町道じゃないし~、それに町も予算が無いからね~」と断られ、でも念のためと、地図を広げたらなんと町道とあったそうです。
奇跡だ!
道を挟んだ向かい側はこの町道と同じ幅300m、奥行きもそれ以上の広い広い雑木林になっており、古い航空写真で見ると碁盤の目のような筋が薄く見えました。
我が家に入る道の角に半分折れかかり、電話番号ももはや見えない位の東京の不動産会社の看板があり、Unclebeeの推測では多分前の林を区画整理して販売した際、売りやすくするため、車一台分しかない幅の道を町に掛け合って町道にしたんじゃないかとのことです。
そのお陰で除雪に来てくれることになりました。
町道沿いっていう売り文句。
原野商法かしら。
「原野商法」は、値上がりの見込みがほとんどないような山林や原野について、実際には建設計画等はないにもかかわらず「開発計画がある」「もうすぐ道路ができる」などとうその説明をしたり、「将来確実に値上がりする」などと問題勧誘を行ったりして販売をする商法です。1970年代から1980年代にかけて被害が多発したそうです。
この家がある土地が2千坪。牧場の草地を挟んだ土地が3千坪。両方で250万円でした。
固定資産税はずっと変わらず、両方で500円ちょっとです。
未来永劫、値上がりすることはないだろうのこの土地。一体どういう売り文句で幾らで販売したのでしょう。
家一軒すらなく、販売後数十年経っているため楢や白樺や沢山の木々が鬱蒼とした林を作ってくれ、おまけにその広い広い林は防風林の役目もしてくれてます。
今は持ち主すら分からないらしく、家さえ建てなければ何しても良いみたい。
我が家にとってこれも奇跡だ!
踏切のそばに1軒のお家があります。
そこまでは電気が来ていましたが、その先の我が土地までは家も無くまして電気なんて当然来ている状況ではなかったのです。
北電が無料で電柱を立て電気を引いてくれる距離は1000メートル。
それより1メートルでもオーバーしたら、すべてが有料になるそうです。
当時の大道開発の辻谷社長は「もし1000メートル超えてたらその間に俺が小屋を建てて電気を引いてやる。そうすればお宅まで無料で電気行くだろ?」とまで言って下さいました。
そして我が家の電柱の最終予定地の場所までが980メートルでした。
これもこれも奇跡。
今住んでいるUnclebee手造りのログハウスのメーカーは素人には絶対キットでは売らないという会社でした。
最初の掘っ立て小屋の作り方を見ていた、このログハウスを扱う畑中産業の当時専務の畑中さんが、Unclebeeの腕を見てメーカーに掛け合ってくれたようです。
お陰で完成品の3分の1程度で家が出来ました。
ある小さな家がありました。
かつて猟師小屋として使っていたようですが、その家を20万円で譲って頂けることになり、大きなトレーラーに乗せて運べば、そのまま住めるという事で話も進んでいた矢先、
「他に欲しい人が出て来て、50万円で譲って欲しいと言って来てるんだけど・・・・」って。
Unclebeeは怒りました。
「人の足元に漬け込むような奴の家なんかいらない。自分で建てる!!」
もし、あの家を買ってそのまま住んでいたら、掘っ立て小屋は造らなかったでしょう。
そうなったら、この家のキットも当然売ってもらえなかった事になります。
誰かさんが欲を出してくれたお陰で現在があるわけです。
災い転じて福となす。
奇跡が起こりました。
来た当初、手掘りで井戸掘りをしているUnclebeeの苦労を毎日見に来てくれていた大道開発の当時の辻谷社長が、見かねて井戸掘りを申し出てくれ、お陰で良い水が出る井戸が掘れました。
犬達を放し飼いにできる広い土地に住みたい。
将来は馬も飼ってみたい。
まだ北海道のほの字も無く、千葉にいたころ京成電車の車内広告の「北海道の温泉付きの土地」というポスターが、なぜか頭に残っていて、土地を探していたころ偶然見つけた「大道開発」のホームページ。
その車内のポスターを見たときチラッと頭をかすめた「原野商法?」
ホームページの最初にあったのは、あのポスターと同じ写真でした。
隅々までじっくり読んでしっかりした不動産会社と分かり、Unclebeeが北海道まで飛び、当時の社長さんがこの土地を勧めてくれ即決して現在に至るです。
この土地は正規の町道から右折した奇跡の町道の300m奥にあり、始めて来る方は鬱蒼とした木のトンネルの下を走りながら、果たしてこの先に家があるのかと不安に思ったようです。
森と言うか林のここに、大道開発を訪れた方を一度は案内してたようですが、周りは何もなく、森にも驚き水も無くまして電気も来ていない為、誰もが二の足を踏み結局買わずじまい。
そのお陰でこの地を手にすることが出来ました。
これも奇跡ですね
知り合いから、飼い主が病気になったので犬を引き取って欲しいという依頼。
そのご主人が我が家にお礼に来てくれたとき、ここに来た理由の一つは馬を飼いたいからと言ったら、今はよそに預けている馬が2頭いる。
飼ってみませんか?その代わり、病気しても死んでも一切責任無し。
何処で探したら良いのか分からず、半分諦めていたので超ラッキーでした。
おまけに調教が入っていたので乗馬も出来る。
馬のことも色々教えて頂き、勉強になりました。
現在は我が家のポニー一頭だけですが、この子はペット化してしまいました。
D型倉庫を建てる際、中国でオリンピック開催を数年後に控えていた為、鉄の価格が高騰し始めていました。
でも、倉庫建設会社の社長さんが値上がり前の価格で良いと言って下さり、今の4分の1くらいで建てられました。
将来馬を飼いたいので、反対側にも馬用出入り口を作ってもらっていました。
今は亡き黒ラブのジルが奇跡を運んでくれました。
この家の基礎をUnclebeeが作りコンクリートを流さなければならないとき、連日マイナスだった気温がその数日前からプラスになり、最後のチャンスと無事終了。
それが無ければ基礎は翌年に持ち越しとなるところでした。
コンクリートを流し終え、「今地震が来たらアウトだね」
固まるまで数時間。その直後に震度3の地震。
奇しくもその日は 父の命日でした。
父が運んでくれた奇跡です。
この地に移住した、時を同じくして、車で3分のところに開店した「カフェ・うりむぅ」
我が家のブログを読んで我が家に来たい方は「うりむぅ」にまず行って、「うりむぅ」から我が家に連絡が来ると言う面白い展開になります。
更にマスターがお店に来る方達を紹介して下さり、どんどん知り合いの輪が広がり、家を建てるときには沢山の方達にお手伝い頂きました。
今でも親しくさせて頂いています。
あの場所に店が無ければ、全く今のような交友関係は無かったと思うとこれも奇跡なのでしょう。
「うりむぅ」さんとは、オーナーと客を超えた関係となり、気持ちの上でも親友となりました。
これまで沢山の方達の協力や助けがありました。
そして奇跡の連続の日々でもありました。
今日、4月27日は、2009年のこの日にUnclebeeが先行して3匹の犬達とこの地に到着した日です。
感謝してもしきれない記念日です。
でも、一番の奇跡はUnclebee、貴方と出会えたことよ。
ウフ💓
これを読んで、やっぱりうるうるです。
泣き虫なんでね。
お互い色々有ったけど無事ここまでこれたのは奇跡かも。
けどフラフラなんで明日お店開けられるかなぁ。
たくさんの奇跡に感動しながら読み進めていって、最後の2行とウフ♡にアッハッハッハ(^_-)-☆
な~~んて素敵なんでしょう♪
いつまでもお元気でお幸せに♪
Unclebeeが言うには、一番の奇跡はそこにうりむぅが店を出してくれたことだって。
体だけには本当に気を付けてくださいよ。
最後はちょっとおのろけで締めてみました。
これからも感謝を忘れずに行きたいと思います。
ありがとうございました(^^♪
本当にお役所ってところは・・・
白神仙人さんがおっしゃるように、こんな田舎に来てくれたんだからって思えば、考慮すべきですよね。
私もこのページを見始めてから12年
も経ってるんですね (しみじみ)
でも「万事が塞翁が馬」、長い人生
、お二人と仲間たちで末永くお幸せに。
やはり最後のオチ いいですね
おやじさんはずっと読んで頂けて、コメントも多い、有難い読者さんです。
仲間たちの為にも健康だけには気を付けて行かないと
、と思います。
オチ、良いでしょ?