9時に寝ちゃったものだから夜中に何度も目が覚め、朝5時にとうとうベッドから起きだして、小銭入れを片手にフラフラと院内散歩。
薄暗い院内の片隅に光る自動販売機。
あら、カップのコーヒーがあるじゃないの。
7時までは飲んで良いんだものね。
オペは9時からで8時ごろから看護師さんが血圧測ったり、熱を測ったりしていた時・・・・・
コーヒーカップを見つけた!!!
「コーヒー飲んだんですか?!!」
え?あ?あのーそのー
「コーヒーはダメなんですよ」
「オペ延期か今日は中止になるかもしれません。いつどれくらい飲んだのですか?」
「昨日の夜飲んで、今朝は50CCくらい」嘘つけ
「飲んで良いのは水かお茶かスポーツドリンクって言いましたよね」
「そうでしたね」
「麻酔科のDrに連絡取りますから、待っていてください。本当に今朝は50CCくらいなんですね」
「ハイそうです」
「何時くらい?」
「5時半くらい」
「オペ担当のDrにも連絡取っています」
友人たちは「大丈夫よー」ってのんきに言ってくれて、私も内心そう思ったけど。
「中村さん、予定通りオペします」
ふう、良かった。
オペ室に入るとき麻酔科のDrが何事もなかったようににこやかに「おはようございます」
あら、怒ってないのね。
オペ担当のDrもにこやかに「おはようございます」
こちらも怒ってないのね。
コーヒーどうってことなかったみたいね。
硬膜外麻酔の処置。
体をエビのように曲げて、麻酔のための麻酔をして、この処置が一番痛かったわ。
それが終わってから
酸素マスクをして・・・・
「中村さーん、終わりましたよーー」
あらー感覚的にはものの数分って感じ。
病室に戻ってからこれから3時間酸素マスクを着けているんだそうな。
夕方執刀したDrが来てくれて説明を受けたが、
「子宮筋腫じゃなくて繊維性の卵巣嚢腫でした。しかも非常に固くてどうしても切れず、5センチ穴を広げてそこから出しました。
良性の嚢腫ですので安心してください」
ということだった。
1時間の予定が結局3時間かかったらしい。
で、Drがホルマリン漬けのこれをくれた。
300グラムくらいあったそうな。そのうちの一部だわね。
でも来る看護師来る看護師、誰もがこれを見て、
「どうしたんですか?これ」
「え?先生がくれたんだけど」
最後に没収された。
普通はくれないのよね。Dr は私の職業を知っているかららしい。
戻って来た。
1時間で終わる予定が3時間以上かかったので、UncleBeeは生きた心地がしなかったらしい。
6年前の悪夢がよみがえった?
よかつた&よかつた
責任がありますから健康で長生きできるようにしたいです。
一緒に長生きしましょ。
無事に手術が終わってよかった。
良性の嚢腫で良かった。
これからはひと様の言いつけをよく守り、あまりやんちゃしてはいけませんよ。
くれぐれもお大事に。
でも自分のことって結構よく分かると思わない?
病院側は最悪のリスクを考えてのことでしょうけど。
今日仕事に行って来ました。
みんなが労わってくれました。
仕事ってやっぱり楽しい。
ありがとね。