ゼロから始めた田舎暮らし

水も電気もない北海道の原野を購入し0から始めました。

夫婦と犬2匹猫1匹馬1頭と鶏20羽の大世帯。

思想と現実

2017年05月27日 | 日記

広島に拠点を置く「ピースワンコジャパン」

殺処分ゼロと言う看板を掲げふるさと納税により、8億円もの寄付が集まったとか。

何と素晴らしい団体か。

テレビで見たときは感激して私も少ないながら少しでもお役に立ちたいと思った。

思った・・・

でも、ネットで検索してみるとここの運営理念にちょっと違和感を持った。

良い評判に水を差す事はよくあるもんだと、色々調べてみた。

 

NPO法人神奈川動物ボランティア連絡会がここに公開質問状を送っていてそれの回答には

 

「広島のピースワンコジャパンは、ティアハイムさながらの立派な施設を持ち、ふるさと納税などの仕組みを利用して「殺処分ゼロ」のために大々的に活動を行っていますが、基本、不妊手術は行わない方針で譲渡を続けている」

 と言う返事があるそうですがこのティアハイムというのはドイツの民間の動物保護協会が運営する施設で、非常に徹底した管理のもとに運営されているそうです。

政府から委託金として少しの援助はあるそうですが、ほかは一般の寄付ですべてが運営されているそうです。

ここでは基本的に去勢避妊はしていないそうですが日本と事情が全く違います。

 

そもそもペットをショップで売るなんてありえない。

ましてテレビに動物を出すなんて駄目。

ブリーダーになるには国家資格がいる。

動物愛護団体の力が凄く大きい。

地域猫、外猫何て言うのもあり得ない。やってたら罰せられるそうです。

野良猫野良犬にしようものなら、法律で厳しく罰せられる。

 

今の日本、野良猫野良犬がいるのは普通。

牧場猫なんて当たり前ですから。まず捕まらない。そして毎年数匹の子を産み続ける。

ペットショップで動物を売る(少し前まではネットでも売ってましたね。これは法律的に禁止になりましたが)のも当たり前。

需要が多いと遺伝や病気なんぞ無視してバンバン子供を作り、売りまくる悪徳業者。

ペットショップの売れ残りを有料で引き取り、放置して挙句死なせる現実。

 

今の日本の現状やペットに対する意識や教育水準の低さからみたら、去勢避妊は致し方ないことだし、重要なことだと思います。

野良猫野良犬の末路は殺処分と言う悲しい現実がある以上、これ以上不幸な動物を増やさないために、まずこの去勢避妊が大前提だと思います。

日本の動物保護センターや一般の保護施設でもこの避妊去勢は当たり前にしています。

もしこの「ピースワンコジャパン」で譲渡希望の人が避妊去勢を望んだらどうするのでしょうか。

法律、現実が全く違うのにティアハイムの思想だけ取り出して「去勢避妊しません」って大上段に振りかざすってのは、なんか違うんじゃないかと思いますが。

 

 

 

 

 

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