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毎年作っている山ぶどうジュースですが、今年は作れませんでした。
コウさんまで呼んで森へ入ってみると(我が家から60~70mくらいのところです)、「あれ?」
木の上のほうにはけっこうなっているのに、手の届く高さのブドウが蔓ごとなくなっています。
しかも、かなり広範囲に。
これは、人間業ではないね。
北海道で、こんなことができるのは熊?かな。
ということは、ほとんど気配も出さずに、何日かかけて、ブドウを食べつくしちゃった、ってことですね。
犬たちに変わった様子は見られなかったので、熊もかなり用心して我が家の近くの森まで通って、食べていたようです。
最近、隣のToさんから「ベコ(牛)位の熊が今そっちに(我が家の方)行ったぞ」って電話をもらったこともありましたから。
それ位の熊なら届く範囲の高さのブドウが根こそぎなくなっていましたから、おそらくその子が犯人でしょうね。
今年は我が家の庭に十数本あるナラの木に、ほとんどドングリがつきませんでした。
それは、熊にとっては重要な越冬用栄養素が無くなったということです。
でも、この辺りの森は豊かです。
鮭も上って来ていましたし、コクワ(サルナシ)の実もたわわに生っていました。
牛位の大きさの熊の二頭や三頭、十分に養えます
熊が、それほど用心して我が家に近づいていたという事実は、良い事だと思います。
つまり、その子は我が家の事を十分知っている、ということです。
犬がたくさんいたり、たまに我が家の方角から銃声が聞こえたり、おそらく森の陰から我が家を何回も観察して「近づかない方が良いかも」って思ってくれているんだと思います。
最近、牧草地がだんだんとデントコーン畑に変わってきています。
単位面積当たりの栄養価の収量が多いんでしょうね。
で、熊にとっても食糧問題がかなり解決しているわけです。
広大な森と広大なデントコーン畑が、熊を養ってくれているんですね。
だから、ここは熊の目撃証言は多くても、事故は少ないんです。
熊が居るから北海道。
熊も住まないような所では暮らしたくありません。
それにしても家からそんな近いところにクマ出没とは!
くれぐれもお気をつけください
人間は蔓ごとブドウを採ったりしませんよね。
手間がかかるし。
ま、食べ物がたくさんあるということは、いいことなんですよ。
自然を守って、熊の食べ物がたくさんあるうちはあんぜん。……?だと、思います。