4県で鳥インフル、殺処分数最多 野上農相「大変厳しい状況続く」
野上農相は4日の記者会見で、香川、福岡、兵庫、宮崎の4県の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザについて、12月上旬の時点で、殺処分数が2003年度以降で1シーズンとして過去最多の約200万羽となったことを明らかにし「大変厳しい状況が続いている」と危機感を示した。 野上氏は「より一層高い緊張感を持って対応する必要がある」と感染拡大防止の徹底を改めて求めた。 農水省によると79年ぶりに鳥インフルが発生した03年度以降、被害が大きかった16年度に9道県で約167万羽、10年度には9県で約183万羽を殺処分したが、今季は過去の数字を上回っているという。
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「所さんの目がテン!」が地上波放送のテレビ番組で初めての賞を授賞
日本テレビ系で放送中の「所さんの目がテン!」(毎週日曜朝7:00-7:30ほか)で行っている企画「かがくの里」の取り組みが、環境省が主催する「第8回グッドライフアワード」において「実行委員会特別賞 環境アート&デザイン賞」を受賞した。今回の受賞は、地上波放送のテレビ番組で初めての受賞となる。 【写真を見る】ウナギの性別判定を全員で見守る出演者たち 「グッドライフアワード」は、環境省が主催する、環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取り組みを募集して紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための情報交換などを支援していくプロジェクト。 同番組で取り組んでいる「里山の再生」や「生物多様性の保全」「ニホンウナギ養殖プロジェクト」などの放送での発信が、「自由な発想とアイデアにあふれ、遊び心のある環境保護の取組」として高く評価され、今回の受賞に至った。 ■長期実験企画「かがくの里」とは 「かがくの里」は、2015年1月から放送している、茨城県の約2000坪の敷地で科学者たちが知恵を出し合い里山再生を目指す長期企画。「自然との共生」をテーマに、農学、森林科学、水族増殖学といった科学者たちに協力を呼びかけ、長年放置された荒れ地を開拓している。 土の改良から手を付け、農薬を使わない農業を始めると、田畑は豊かに実り、タガメやニホンミツバチなどさまざまな希少な生き物が姿を現すように。3年前からは、絶滅危惧種であるニホンウナギの養殖も行っており、2020年はフクロウが近くの森で子育てをしたことも確認された。 同番組では今後も、持続可能な社会の実現へ向けてさまざまな情報を視聴者に身近に感じてもらえるように発信し、科学番組だからこそできる、ささやかな社会貢献を目指すとしている。 また、12月6日(日)と13日(日)の放送では、所ジョージが年に一度「かがくの里」を訪れ秋の恵みを堪能する“収穫祭”の模様が放送される。