店の外壁まわりはだいぶ進んで、
あとは入り口デッキと隣との境の扉をつけて玄関扉にガラスを入れて取り付ければほとんど完成。
厨房の中の壁は塗りおわり、続いて壁・天井のクロス張りになる。
そうなると現場でうろちょろしてると邪魔だから、こちらの用を済ませちまおうとあちこちに出かけて買い出ししたり、小麦粉やソースなどを発注した。
何もかも値上がりして悩ましいけれど、無けりゃ困る物だからそこは割り切ってお買い上げしたが、問題なのは鰹節とタコ。
以前は大阪の黒門市場から血あい抜きの花かつおを取り寄せていたものの、いつの頃からか品質が落ちて値段も上がってしまったのでやめてしまった。
焼き上がったお好みに振りかけるとユラユラ踊る白くフワッとした削り節は魅力なのだが、もはや何でもかんでもそんなことをしたらえらいコストがかかってしまうので、ダンシングおかかのメニューを絞り込む必要に迫られ、一部のお好み焼と明石焼の出汁にはいいものを使うことを決断して老舗と言われる鰹節屋さんをあちこち訪ね最適なものをようやく選んだ。
残すはタコのみで、大きなスーパーで価格を色々調べてみたが、やはりタコとイカは市場で仕入れた方が間違いないと思い知り朝早く起きて歩いてゆくことにした。
6時前に目覚めて支度して家を出て歩いていくと、時おり白いものが舞いだした。
うへっ、初雪だ。
2年前までだったらガタガタ震えて心が挫けたろうけど、ようやくその状態を脱したので足早に歩いてゆくと汗ばんできた。
店をオープンした頃はホンダのバイクで市場へ仕入れに行っていたが、10年後にはリュックを背負って走っていくようになり、仲卸のオジサンたちから元気だねぇなんていわれていたけれど、もうあれから5年ほど市場で仕入れをしていない。
久しぶりに構内へ入っていったが、
すっかり売り場は歯抜けになり、馴染みの蛸屋もなけりゃ軽口を叩いて笑った仲卸の親父もいない。
でも昔からの店もあるし、いろいろ聞いて見て来年からよろしくと挨拶して仕入れる店を決めた。
鮮魚だけでなく乾物や練り物の店も一通りみて、以前時どき買っていた店のおばさん(推定年齢70代おわりくらい)と話して元気をもらった。
おばさん曰く、今は椅子に座って仕入れる人ばっかりだから高いものを平気で買っちゃうんだと、ちょっと足で見てまわればいいのにさ、と嘆く。
そういわれて売っているものを見ると値段が上がっていないものもいくつかあった、なるほど灯台下暗し。
近くの店でこんな張り紙もあったくらいだから
足で見て回るっていうことが少なくなっているのだろう。
やはり基本はプロが買いにくる市場ならではの話しが聞けて、仕入れ先も決めることができて有意義な朝だった。
が、表へ出てみると雪が強くなっていて、このまま歩いて帰ったらびしょびしょになりそうだったから、雨宿りもかねて近くのポンテポルタのマックでお茶することにした。
空はあんまり暗くないからしばらくコーヒーを飲んでいれば上がるだろうと、何年かぶりでマクドナルドに入って一休み。
空はあんまり暗くないからしばらくコーヒーを飲んでいれば上がるだろうと、何年かぶりでマクドナルドに入って一休み。
やがて雪は止んだので、このまま歩いて店に行くことにした。
すると、入り口のデッキがついているぞ。
そして壁と天井のクロスも貼られている。
いい感じ、これで床が貼られればまた雰囲気が変わるだろう。
土曜日に鉄板などが入ってくるので、職人は厨房の床を貼っているところ。
いい感じ、これで床が貼られればまた雰囲気が変わるだろう。
土曜日に鉄板などが入ってくるので、職人は厨房の床を貼っているところ。
着々と完成に近づいているのでワクワクだ。
来週はしっちゃかめっちゃかになるだろうから、こちらも体調を整え気をしめていかねば💪