チェーンカラーに慣れるまで・・・

うりつが訓練を始めた時、
チェーンカラーを薦められました。
「これで指示を出すと良く伝わります」と訓練士さん。

右・訓練士さんが用意したチェーンカラー
　左・抵抗のあった母が用意したしつけカラー
　　　これは絞まった後の戻りが悪かったです。

でも、チェーンカラーをうりつの首にかけるのは至難の業でした。

「いい子、いい子」と言いながら、
かけようとしても警戒して近寄って来ません。

訓練士さんも色々工夫をこらして、
うりつにかけようと努力しますがダメです。

最後は力ずくでかけたのですが、
うりつは訓練士さんの手を思いっきり噛みました。

訓練士さんは、血だらけになった手を気にする事なく、
「そのままつけておいて下さい。それでは、また明日」と言って、
笑顔で帰って行きました。

チェーンカラーをつけたままのうりつは、
気にして仕方ありません。
とうとう口にくわえ、

猿ぐつわのような状態になり外れなくなりました。

あんなに緩いチェーンがなぜ？？？
捕まえて外そうものなら、スルスルと逃げ回り、
騒げば騒ぐほど外れない。。。

訓練士さんに電話したら、
「急いでも３０分以上はかかります」
と言われ、慌てた私は、今は亡き実父を呼んで、事なきを得ました。

「おかげさまで外れました」と訓練士さんに電話を入れたら、
「良かったですね。対処出来たって事は進歩ですよ！」と言われ、

実父に取ってもらったとは言えなくなった母でした。

チェーンカラーは、
首を絞める状態になるので、
可哀想ですごく抵抗がありましたが、

普通の首輪では全然指示が伝わらなかったので、
随分と役にたちました。

チェーンカラーを普通にかけるまでには約３ヶ月かかり、
今では、自分から首を出してかけさせてくれます。

ハーフチョークと併用して今も使っています。

チェーンカラーの首絞め状態には、
母は・・・たぶんこの先もずっと慣れません。

「慣れても困ります・・・」

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