思い出してしまったから書きます。
それは、私が高校・・専門学校の頃・・・。
母が私に
「ねぇ~~お父さんがお土産で買ってきた服を
着ないって!!。
一度着てあげなさい・・・。」と・・・。
母も困り果てた顔をして言う・・・。
それは、父が何処か海外旅行で見つけてきた
西部劇場にでも田舎の娘が着て
歩きそうな服・・・・。
そんな服着て歩いている子なんていやしない!!。
ギリ・・ランドで着る??でも無理なくらい・・・。
姉はその頃から太っていたから
着られずにセーーーフ・・・。
(姉は含み笑いをしているし)
で、被害者は私・・・・。
この押し問答は何度も繰り返された・・・。
普段は父親は直接私に言えない・・・。
母が間に入り板挟み・・・。
父もだいぶグチグチと母に言い続けた・・・・。
しかし、私はそんな父と
もう一人の困った人・・・。
それが姉!!・・・。
姉は太っていた。
今でこそ太い人用の服が充実しているが
当時はサイズが無く・・・。
試着せずに自分が気に入った服を
母か私が着ると・・・買い込んだ・・・。
・・・・。
・・・・。
私が出かけるとなると
姉は着せ替え人形のように
私に「これ着て、あれ着て!!。」とした。
で、出かけた先で
友達から「そんな趣味だったっけ??。」と言われることが
何度もあった・・・。
私の意思を尊重する人なんていやしない・・・。
で、もちろん!!成人式の着物も
父が着物と帯まで決めた・・・。
私はただうなずくだけで
物事が流れていく・・・。
で、従姉の結婚式で着物を着付けてもらい
出かける前に・・・。
頭の先から足先までチェックする・・・。
当然、どの指輪をしたかまで・・・。
父は指輪を買うのも好きで
海外で宝石を買い、それに合わせて
指輪を作る・・・という作業を何度もしていた。
だから、なおさら
どの指輪をしたかまでチェックが入る・・・。
一度こんな事もあった。
これも家族で従姉の結婚式に参加した時の事。
私が叔母から頂いたパールをつけていたのを
見つけてから、
ずーーーーーーーーーーーーーーと、
「なんで俺が買ってやったあの指輪にしないんだと!!。」
グチグチ・・・・。
・・・・・・。
こんな人生を結婚するまでの26年間過ごし、
よくぞ私は素直に育った!!。(自画自賛!!)
誰も褒めてくれないから
自分で褒めるよ!!。(あんたは偉い!)
しかし、母のその数々の指輪も
手放した。
身分相応で良いのだ・・・。
今でもその服を思い出すが
その服を着るのは
劇団四季に入団して
村の娘・・・を演じた時に着るくらいだな・・・。
父よ!!ネタにしたぞ!!。
あの世でお前も笑え!!。