むかしむかし、あるところに田舎屋敷に住むお嬢様がおりました。
そのお嬢様は大切に育てられ、15の歳で家が没落し家族離散し、ひとり路頭に迷うことになりました。
元お嬢様は、ただの娘になり日々泣き暮れていたかと思えば、突然身を起こしマッチを売り始めました。
それはそれは寒い夜のことです。
マッチはいりませんか。と道中歩く人々に声をかけていると、リンゴをもったおばあさんが、このりんごと交換にマッチをくれないかい、と話を持ちかけてきました。
そこで娘は承諾し、リンゴを受け取るとしんしんとふる雪の中、腹ペコだったこともありその場でリンゴをひとくちふたくちと食べました。
すると、意識は遠のき雪道で倒れてしまいました。すると、そこへロバがやってきて、、ブレーメンの音楽隊です。素敵な音楽を奏で始めました。
空からは、天人の迎えが来ておりました。
しかし翌朝、目が覚めるとそこには王子が目の前におりました。娘はいつまで眠っていたのか知りません。
ただ、
彼女の幸せと運命と希望とこれら未来を切り開く力を
森の精霊はさずけました。
その後、娘は子供を3人儲け死ぬまで働き幸せに暮らしました。
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