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クルシャの天地

餃子屋で担々麺後祇園祭周辺の景色




京都市内中心部にある餃子屋です。
以前、夏だからといって気楽な麺類ばかり食べるのは安易、と断定した
からには、どうあっても普通麺類の写真をブログに載せるなんてことはしない
ものですが、飼主にはそのへんが通じない。というより、夏に安易に過ごさずに
どうするのか→じゃあ麺類ですよ、ということにしかならないのであります。







比較的新しい内装の店です。

ここで麺類をいただきます。







白木の板に虎が描いてあります。

応挙の虎の水飲図が発見されてから数年、『近世畸人伝』に出てくる応挙は写実に徹する
人だったはずなのに、この虎はもちろん想像だったし水の飲み方も違う。彼等の水飲みの
方法はご存じの通り、舌で水面から水を引き上げておいて、食べる。

大橋翠石の虎からすれば、応挙のそれはどことなくゆるキャラっぽくもあり、翠石の虎が
最高かというと威風の点でのみ称揚されているに過ぎない部分もあって、飼主はどちらかと
いうと応挙の虎が好きですが、最高の虎を挙げろと言われれば迷い無く、長沢芦雪『虎図』を
推しますね。

応挙と翠石とはまた異なる迫力があります。
芦雪という人は虎に襲われたことでもあるんですかね。








可愛い虎を見ながら注文したのはこちら。
黒担々麺。

赤い担々麺を一度頼んだところ、「辛いですよ、平気ですか」と言われたもので
すぐに注文を翻して日和見。安易にして日和見、かつ人を食ったところが芦雪好き
の精神というものです。









外へ出ますと、この時期の祇園祭の準備で街が様子を変えていました。









月鉾前の提灯。

そういえば、月鉾の格子天井の草木画は応挙なのです。






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