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クルシャの天地

うふふ、それきらいです




ある日、PCを放っておいて席を立った後で
クルシャ君がカフェテーブルの下に潜り込んで
抗議をしていました。

こうなる前に、席を立った飼主が戻ってきた際
クルシャ君はキーボードを覆っていました。











ほんの子猫のときからよくやってたやつですよね。

今更、驚くことも嫌がることも無いのですけれども、
クルシャ君の気持ちを分かっていても、どうにもならない
こともあると、いずれ伝えなければいけないとは思って
たんですよね。













飼主が、こいつを二度と触れないように、覆ってしまえって
気持ちを、ごく上品に表現なさっておられるクルシャ君です。













大胆かつ控えめで上品な佇まいが素敵だったので、何枚も
写真にしてしまいました。




ところで、君もそろそろ物わかりも良くなってきたし、
気遣えるようになったので、伝えておきたいのだけれど、
作業はある程度君のためでもあるんだよクルシャ君。

何も君を構う時間がそいつに取られているわけではないのですよ。












はい。分かってます。
でも、きらいなんです。うふふ。





猫は嫌いなモノを覆うことがあります。
好きなモノを守るために覆うこともありますが、
様子が違うので、すぐに分かります。












子猫のときにすり込まれてしまったのだね。


それは仕方ない。




ウルタールのうる: 巻二十八 (うるたやBOOKS)
東寺 真生
うるたや

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