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クルシャの天地

クルシャ君が待っている




夕方、時間があったので、つい賑やかな通りに潜り込み独りで過ごす。







以前一度来た店となると、たちまち入りやすくなりますね。
こんな出先で、用件がなくなりますと、食事をしていても
クルシャ君のことを思っています。







通りに、保護猫カフェなんか見つけると、窓辺で愛想よくしている
猫にくらくらしながらでも、クルシャ君のことを思って、すぐに戻りたく
なるのです。







あ おかえりですか。


クルシャ君、長い間猫と一緒に居るけど、まだよく身についていないことが
飼主にはある。猫は放っておかれたくないのは分かっているけど、いつも構われ
てるのは嫌だよね。猫カフェの猫だって、構いたそうな人たちから逃げたりしてる。







好きは嫌い嫌いは好き

遊びながら何言ってる?







構われるのは好きでも過ぎると逃げるのは嫌いな気持ち。
放っておかれて嫌いでも、飼主を誘うのは好きな気持ち。



いやそれ、どっちに転んでも結局嫌われそうなんですけど。







どんなときでも好き、にもできますよ。


いや、殴りながら言われましても。







すべての猫がクルと同じなら、どんなときでも
あなたを待っています。
そのことを忘れないでください。



なるほど。放っておくというのは、それでも繋がっていることを自覚してるって
ことなんだな。


"In the Still of the Night" (Vaughn Monroe, 1939)



いや、完全に理解した。
こんな感じですよね。

Do you love me, as I love you?
Are you my life to be, my dream come true?
Or will this dream of mine fade out of sight
Like the moon growing dim, on the rim of the hill
In the chill, still, of the night?






いや、英語かよ。






日没の背後にある山 (うるたやBOOKS)
クリエーター情報なし
うるたや



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