作業をしておりますと、クルシャ君が現れて、殴ってきたり
キーボードの上を歩いたり、とにかく相手するまで許さない
空気で押してくることがあります。
今回も、どうしても叶えたい要求があったらしいので、手を止めて
彼のいいなりになった後で、こうして、尻尾の写真なんかを撮らせて
もらっております。
族長ともなると、おしりも只では写真にさせてもらえないようです。
今回の要求は、「食事をしたいから、食べている間に背中を撫でていてもらいたい」という
ものでした。
フードを不器用についばんでいる間、背中を撫でていると、喉を鳴らしながら
子猫のように満足して食べていらっしゃいました。
そして、食べながら、たまにこのようにして、撫でている飼主を振り向いて
見上げます。
瞬きで挨拶をして、飼主に撫でられているのを確認してから
また、うれしそうについばむのでした。
こういうことのために、勘気を起こして、飼主から時間を奪う。
ウルタールのうる: 巻三十 (うるたやBOOKS) | |
東寺 真生 | |
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