心臓も凍るような寒さとともに、だしぬけに飼主の
部屋の扉が開く音。
月に一度しか余が来ぬと思うておったか!
気を失いそうになりました。
夢にも出てやるから覚悟せい。
今日は夢にも出ないような余の姿を見せてやるぞ
冬場のホラーは体に悪うございます。
ホラーとは何じゃ!
実に無礼な下郎だが、使い道があるから生かしてやる
そちはこれから一生うなされて眠ることになるであろう
ご無礼いたしました。そんなに恐ろしい姿なので
ございましょうか?
わはははは。よく目を開けて見るがよい
これが余の別の姿じゃ!
こ、これは…
恐ろしいであろう。横を見ながら前も見ておるのだ
恐れながら、このお姿はいわゆる…
余計なことは後で申せ!
さらに恐ろしい姿を見るがよい
いや、やはりこれは…
かような生き物を知らぬであろう
なんと目が四つもあるのじゃ!
こわいのう、拾ったタクシーの運転席から振り向かれたくないのう
ピンボケ、シャッター遅れの写真ではございませんか?
ばかを申すな!写真とは真を写すから写真であろう
これが余の姿なのじゃ。どうだ、山から毎晩そちの枕元に遊びに来そうであろう
もう明かりを消しては眠れんのう。怖いのう
うる神様。
なんじゃ?
今日はお好きな革ひもがございます。
お遊びになりますか?
きゃふっ
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