続きまして
・「ひゃうり」のメカニズム
「ひゃうりなんか過去のこと」と専ら話題にもならなく
なっていた「ひゃう」について、ウルタの蒸し返すよう
な行動が話題になっている。そもそも「ひゃう」とは、
強情ですぐキレていた子猫時代のウルタが毎日欠かさず
とっていた行動で、じゃれ行動が攻撃行動に高ぶった様
子を擬音を用いて表現した言葉だ。つまり「ひゃうり」
は「ひゃう」になること、ひゃうる、ひゃうってます、
などと用いる。
ここで、子猫当時のひゃうってる様子を記録映像からピ
ックアップしてみよう。
ひゃうー
資料1.
現在では、遊びからひゃうることは稀になったが、それでも
別の原因を契機にしてひゃうることがあるらしいことが新た
に指摘された。その新知見を紹介する前に、ひゃうりの段階
的な高ぶりを御覧頂きたい。これも子猫時代の映像。
まず、耳が横になり
目標に対して体を斜めに構え
捨て身の突撃を行う
資料2.
この後、資料1.のひゃうり姿勢へと移行する。最近ではこの
ひゃうりときゃふり(「きゃふ」な状態)の割合が1対7だと
されている。子猫時代の5対2に比べれば、ずいぶんと穏やか
なウルタになったものだと感心していたところ、一昨日思わ
ぬところから新たなひゃうり行動が観察された。
子猫時代のきゃふ→ひゃう変化は、主に遊びの興奮が制御で
きなくなったことによる、一種の恐慌状態だった。ところが
最近の知見では、構われないことからのストレスが高じて飼
主を相手にひゃうることが知られるようになった。飼主の作
業中、ウルタの遊べ要求に応えずにいることが15分以上続き、
なおかつウルタが諦めずに、おもちゃをくわえてきて落とし
たり、飼主の周囲をぐるぐる回ったりしても無視を続けてい
ると、突然ひゃうりだすことがあるのだ。同条件下の観察で
は、およそ五回に一度、20パーセントの確率でひゃうる。
子猫時代の突進力と現在では比較にならない。受け止め方を
間違うと怪我をする。こうした一連の変化に対してウルタは
「主人が命令を無視する下僕に懲罰を与えるのは当然ではあ
りませんか」と主張する。「むしろ遊びの機会を失われて辛
い思いをしているのはウルタの方なんですよ。思い知らせて
やらないとすぐ楽をすることばかり考える下僕には、主人の
威厳と命令の絶対をたたき込む必要があるのです」としっぽ
を横に振りながら不快そうに、自らの信念を開陳した。
古代ローマには「2種類の家畜がいる。いななきほえる家畜
と言葉を解する家畜(奴隷)だ」ということわざがあった。
ひゃうりを用いたウルタのストレス行動が、どう飼主をコン
トロールしていくのか、今後に注目したい。
でも いまは きゃふなの
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