こんばんは。あれからクルシャ君も次第に募る盆地の暑きに適応してきて
くれたみたいで、飼主の心配もやや軽く成って参りました。
読者のみなさんが見守って下さるおかげです。
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暑いので、冷たいものが食べたくなります。
夏の昼食の候補のひとつ、冷やし中華(大量)つくりました。
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作ったものの、あまりに大量なので食べ始めるまでしばらく放って
おいてしまいました。有り体に言うと、うんざりしてしまったのです。
おかげで冷やし中華は食べ頃を逸してしまいまして、のびています。
そんな伸びた冷やし中華に対して、転がりながらアプローチしている
クルシャ君がいます。
物陰に隠れる猫
食卓に冷やし中華が置かれた頃、クルシャ君がテーブルの周囲でなんだか
落ち着きがない様子。遊びたいように見えたので、カメラで追ってみました。
ところが、クルシャ君がテンション高くなったのは、やっぱり飼主の昼食のせい
だったようです。
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あっ
にじり寄って、ついに手をかけました。
目的は薄焼き卵とハムのようです。
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ほしいな、ほしいな
さすがに飼主も黙って見ていられないので、制止します。
すると、目の前にある誘惑と戦って、食卓でかぶりを振るクルシャ君なのです。
食卓で転がる猫
「取ったりしないけど、ちょっとだけ近くにいたいな」。
この時点ですでにハムの薄切りを短冊にしたものを、飼主の目を盗んで五、六枚引っぱって
ご賞味なさったクルシャ君は、食べ物の甘い匂いと味を感じながら、甘えるように
転がります。ただし、甘えているのだか欲と制止に挟まれて葛藤しているのだか
分かりません。
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クルシャ君が面白いので、昼食より撮影に時間をかけた結果、飼主はさらにのびた
冷やし中華を何回にも分けて食べることとなりました。無駄にしておりませんよ。
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すっかり満足して穏やかになったクルシャ君。
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クルシャ君は自力で食卓に上がれるようになってから、飼主の食事に興味を持つ
ようになりました。彼が以前見たものと同じものを飼主が食べていると、ほとんど
興味を示さず、背中をを向けて転がっているだけなのですが、彼にとって目新しい
ものを食卓に乗せると、必ずチェックしにきます。
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一時期は、クルシャ君はヒトのものを何でも食べようとする子なのではないかと
心配でした。猫が食べてはいけないものでも食べてしまいそうです。
ところが、一度チェックして食べ物を知ると、煮魚でも刺身でも食卓から引っぱらなく
なります。
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ウルタ君が自分のフード以外は滅多に口にしない子でした。
クルシャ君は、好奇心と食欲がそれなりにあるみたいです。
教訓
おもしろい猫のいる家で冷やし中華にするときには、伸び切った麺を味わう覚悟
をしよう。
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