嵐山の福田美術館なのです。
当ブログにしては珍しく、前日の昼間の話なんか
しますね。

四条大宮近くに数年住んでましたが、嵐電に乗ったことが無かった。
この際、福田美術館でこのパンフレットを見ればお判りの通り
なんと竹内栖鳳の猫と長沢蘆雪の猫が見られる
らしいとのことで、路面電車に乗って行って参りましたよ、嵐山まで。

美しく清潔な美術館内部。
こういうものは、本物を観ないと何も分からない。
ディートリック・バウツの荊冠のキリストなんて、写真では
半分くらいしか、あのものすごさが理解できないでしょう。
いずれにしろ、本物が拝見できるならば飛んでいくべきです。
しかも季節が良いのに、観光客が少ない。

国内観光客ばかりでしたね。中高年は少なく、若者がスイーツ店で
列を成しておりましたから、観光客など皆無に等しい。
ほぼじっくりと名品を鑑賞できたのです。
窓の外には渡月橋。

松風に春香。
蘆雪に栖鳳に、応挙も若冲までありましたよ。
おすすめです。今ならば、本物を豊かな気持ちで御覧になれます。