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2012年に発表された論文によると、いじめっ子気質の思春期の子は男女ともに性的成熟が早い傾向にあったという。
具体的には、流行への乗っかりや他人への攻撃をわざとあらわにして人目を引こう(=合意的人気を得よう)としている思春期の子は性的成熟が早く、内向的で被害者意識の強い思春期の子は性的経験とは最も遠い位置関係にあったという。また他者への攻撃手段には性差があり、男性は直接的な、女性は間接的な攻撃を好んで利用するという。
性的接触の絶対数は地位や人気の高さによって上昇するという知見と今回の結果を組み合わせるに限り、性的成熟の始まりでもある思春期の子たちの一部は、攻撃性をあからさまに表現することで性的競争で優位になろうとしているのではと予測された。進化心理学的な視点では「先生に反逆的になっている俺様カッコいい!」というような言動は人気の獲得と性的アピールを兼ねているものと推測されているのだ。アピールの成果は、上記の通り。
「いじめで人気が得られるのかよ」という問いに関しては、人気とは単に周囲からの注目の的になることを指しており、また人気を得ている人に周囲は漠然とした好評価を与える(Eddy H 2005)という主張で返させてもらう。
これらを要約すると「挑発的でブランド物に目がない『チャラ男』と俗称されるような人がモテるのは、『チャラ男』が挑発やブランド物といった人の目を引き付けるような要素を多数保持しているからである」となる。
ヤったもん勝ちというのは、そういう意味でもあるのだろうか?
参考文献
Eddy H. de Bruyn, Antonius H. N. Cillessen et al. (2012) Dominance-Popularity Status, Behavior, and the Emergence of Sexual Activity in Young Adolescents
Eddy H. De Bruyn,Dymphna C. Van Den Boom (2005) Interpersonal Behavior, Peer Popularity, and Self-esteem in Early Adolescence.
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