金田式“改悪”パワーアンプ 改修 その2

2013-02-05 | 音楽とオーディオ
パワーアンプ出力段用のACアダプターが完成しました。


ケースはリードのPS-14に、トランスはトヨデンのHTR-125で、その他は金田先生の指定部品です。

懸案の整流ダイオードの放熱の問題に対しては、基板に1.2mmの穴をパターンの間に空けると共に、基板の直下のシャシーに放熱口を空け、シャシー天板にも空けることで対処しました。TOP画像で、ダイオードの周りにイッパイ穴が空いているのがお分かりになるでしょうか。
夏までに折を見て、TO-220用のコンパクトな放熱器を購入して取り付けようかとも考えています。


金田先生は電流伝送フィルター(チャンデバ)をレギュレータ無しでのAC電源で駆動されていましたし、パワーアンプも同様です。
なので、出来上がったばかりのACアダプターでチャンデバ内蔵4chパワーアンプを鳴らしてみました。勿論、最初はダミーロードを繋いでオシロで確認をしてから、ALTECを接続しました。ちなみにDACは自作DAC。

・・・出てきた音は、バッテリー駆動のアドバンテージを実感するような音です。
高域はロールオフして、低域は甘くなる印象です。でも、期待していた厚みも感じられます。
これは音を出し始めて数時間の音です。トランスもコンデンサも大容量ですから、エージングにも時間が掛かりそうです。

しかし、ハムが出たことは予想外でした。低域のALTEC 816のフロントロードホーンから小さな音がします。ホーンのカットオフが200Hz弱ですから、電源の60Hzの倍の120Hzと思われます。チャンデバが電源電圧のリップルに対する耐性が+-で異なることによって起きているのではないかと思うのですが、どうでしょうか。


取り敢えず、このままパワーアンプの改修を続行することにします。


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