昨日までの3連休でパワーアンプとチャンデバの改修がほぼ終了しました。
3日間もあれば余裕で仕上げて、ALTECで音出し出来ると踏んでいたんですが、実際はダミーロードを接続してオシロで観測するところでタイムアップでした。
原因は厳しい筐体設計にあると思われますw。TOP画像のとおり、糞面倒臭い構造になっております。こんなものに3日間も取り組んでいると、発狂しそうになりますwww!
改修内容は以下のとおりです。
ALLバッテリー駆動から、出力段のみAC駆動に変更するので、基板の配線カットと部品の追加をしました。
基板の配線カットは、+側の出力段のドライブTrの手前でカット。-側は以前から定電流回路にスイッチを入れていましたので元々分離されており、電源のラインの接続を変更することで出力段と分離しました。
部品の追加は、切り離された初段及び二段目の電圧増幅段用にデカップリングコンデンサのニッセイAPSを追加しました。
同じく初段及び二段目の電圧増幅段の電圧をニッケル水素電池2個分の約2.4V程増やしますので、配線とスイッチの追加と変更、コネクターの追加を行いました。
配線とスイッチの変更は他の目的でも行っておりまして、+-それぞれのバッテリーを均等に消費するための切り替え機能を持たせました。詳しくは後日の投稿で述べますが、そのためにTOP画像の中央上側の基板からは大量の電源ラインが伸びており、それらは全て新設のバッテリー用電源スイッチに接続されるものです。
筺体においても手を加えていまして、自称フローティング/リバーシブルフロアに使用しているアルミ板の角が起っている為に配線に小傷が入っていました。小傷というよりも汚れですね。アルミは黒い汚れを付けるので、白色の配線に付くと意外と目立ちます。ヤスリで角を取って、耐水ペーパーで滑らかに仕上げました。
電流伝送チャンネルフィルター(チャンデバ)は設計変更することなく、初段ベース接地アンプの電流供給抵抗を調整することに留めました。2.4kΩ+1kΩ半固定抵抗だったところを、1.6kΩ+1kΩ半固定抵抗に変更しました。調整後の合成抵抗は最終的に約2.1kΩでした。
実は出力段Trのアイドリング電流値の変更に伴って、初段定電流回路の変更も考えていたんですが、自作アンプ初心者が設計変更をするというシュチュエーションから連想されるのは典型的なビギナーズミスであります。その事例は自作アンプの世界で比較的ポピュラーな金田式においても顕著ですし、ネット上で先輩方が教えて下さることです。そこから教訓を得、ご忠告に耳を傾け、身の程を弁え、今回の改修をコンサバティヴなプローチに変更した訳であります。
大まかに謂って、以上のような内容でしたので、改修後も問題なくアンプは動作しました。
むしろ、オシロスコープの波形を見る限りでは以前より鮮明です。SE99コンデンサのお蔭でしょうかw?後は、若干アイドリング電流が大きくなっていますので、その調整をした後に音出しを行いたいと思います。
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参考にして下さい。
やはり若干容量を増した方がよろしいんでしょうか。あるいは、+側に無くて-側に有る10μFを+側にも追加しようかとも思いましたが、手を付けずにおきました。
次回、改修の際には参考にさせていただきます。