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クイーンを中心としたロックからクラシックやJAZZ、演歌まで聴きます。
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金田式“改悪”パワーアンプ 改修 その4
音楽とオーディオ
/
2013-02-14
パワーアンプの改修は無事完了しまして、昨日からALTECで音出ししております。
チャンデバとパワーアンプのそれぞれでDCオフセットを調整した後に再びオシロスコープで方形波応答を確認し、電源二次側にヒューズを挟んでALTECで音出ししました。
音出した瞬間に出てきた音は、全てをAC電源駆動した時と大差ないような印象で!愕然としました・・・。
しかし、急速に初期エージングが進んで、音が締まってきます。シンバルに芯が出てきて、シンセは抜けが良くなり、ぼやけていたボーカルに焦点が合って行きます。
しかし、それでも僕が想像していた仕上がりとは距離がある音です。その原因が電池にあると疑いました。
上記画像は、この度製作したバックアップ用ニッケル水素電池+-7.2V電源です。
リチウムイオン電池を充電している間にチャンデバ&パワーアンプを駆動するために作りました。リチウムイオン電池は満充電状態で保管するとダメージを受けますが、ニッケル水素電池はそんな事は無いので、バックアップに最適と考えました。
実は以前、金田式改悪ヘッドフォンアンプを試験的にリチウムイオン電池で駆動した時に、ニッケル水素電池との音質差を感じていたのです。
リチウムイオン電池は、ニッケル水素電池と比べてS/Nが優れ、タイトでワイドレンジな印象でした。確実に音数が増える印象で、演奏により近づけます。逆に、リチウムイオン電池は、ニッケル水素電池と比べてドンシャリなバランスであるがために、フラットなバランスで鳴らすには柔らかな音を出すようなパーツ選択を要求されるのかも知れません。リチウムイオン電池は取り扱いを誤ると危険な特性なので、電池に保護回路が内蔵されています。もしかするとそのパーツの音が出ているのかも?
以上は素人の想像でしかありませんが、僕の当てずっぽうで組み上がったオーディオシステムでは、リチウムイオンでバランスが取れています。
今回、チャンデバの高域側に双信SE99コンデンサを奢りましたが、同時に低域側の抵抗器もタクマンREY 1W抵抗から金田式スケルトン抵抗に変更しました。
これは事前にAC電源駆動した時の印象で決断しました。リチウムイオン電池で駆動した場合とAC電源で駆動した場合では、音は全く異なります。多分、ホーンを変えるぐらいに音が変わります。音のバランスが変わるんです。フラット、あるいは若干ハイ上がりの状態から、ピラミッドバランスなハイ落ちで押し出しのあるバランスに変わります。
この状態から、バッテリーとAC電源のハイブリット電源駆動した状態を想像し、恐らくは僕の好みよりピラミッドバランスな方向になるだろうという当てずっぽうでw金田式スケルトン抵抗を選択しました。金田式スケルトン抵抗のもつ、タイトで抜けの良いキャラクターでピラミッドバランスを補正しようと考えたのです。
でも、振り返ってみると、オリジナルから変更したパーツはパワーアンプとDACにリケノームが1つずつだけです。細かいところで改悪している部分は多々ありますがw。
オリジナルの偉大さを実感するところであります。
肝心の音なんですが、炸裂する挑戦的なサウンドが返ってきました!
オードリーへプバーンから、マリリンモンローみたいな印象に戻ってきた印象です。でも以前と違うのは、オードリーもモンローも演じることが出来る役者として戻ってきたというところで、今もエージングと共に深化しているところです。
言葉を変えれば、初期の目標であるCROWN D-150AⅡの正常進化型のアンプを作製するという目標を、飽くまでも自己の内面でですが、十二分に達成できたと感じております。
ドライブ感と繊細さが同居し、かつ決して波状しない過渡特性。完全に中域最優先のカマボコ形状のバランスですが、末広がりにワイドレンジでもあり、僕の好きな音楽がどれも僕の好みのバランスで鳴ってくれます!
自作アンプの仕上がりに自惚れてしまってw幾らでも自画自賛を書き連ねれそうな状態ですw!
この幸せが何日続くのか?
不満点に気付き始めて、その不満点の数と程度が妥協を許せるものであるのか?
このチャンデバ内蔵パワーアンプが長期にわたって僕を妥協させてくれ、音楽だけに集中させてくれることに期待しています。
コメント (
12
)
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コメント
Unknown
(
d4studio
)
2013-02-14 22:29:42
おめでとうございます!
Unknown
(
シオーヤ
)
2013-02-14 23:11:22
ありがとうございます!
この後はアナログに取り組みますので、色々と教えてやって下さい~。
よろしくお願いします。
おめでとう御座います
(
Nong-Khai
)
2013-02-14 23:13:02
初鳴らし成功、おめでとう御座います。
私の方も色々設計&計算中ですが、チャンデバ抵抗は2.7kΩに成りそうな気配でチャンデバだけで\10万コース…
どうもありがとうございます!
(
シオーヤ
)
2013-02-14 23:48:27
Nong-Khaiさんのオススメが無ければ、出力段のみAC駆動する方式に辿り着くまで、膨大な時間と失敗もあったろうと想像できます。
どうもありがとうございました。m(_ _)m
3WAYとなると合成抵抗値が大きくなり過ぎるということでしょうか?
SiC FETの製作記を楽しみにしております~。
フィルター抵抗
(
Nong-Khai
)
2013-02-15 19:26:33
どうも金田さん推奨のフィルター抵抗値は.1.8~2.7kΩ辺りの様ですね。
そして電流伝送フィルターの場合は極力抵抗値を下げ、コンデンサー容量を上げろと仰ってます。
Unknown
(
シオーヤ
)
2013-02-15 21:28:21
その辺りは僕も素人なりに考えまして、頭を悩まされました。
パワーIVCの最大入力電流が1mAと先生は仰っていたので、電流伝送フィルターが1mAを出力する時にフィルター抵抗に発生する電圧が定電流回路のVbeを超えていた場合はクリップするのだろうと想像しました。
この事を考えると、当初僕が考えていた設計変更で定電流回路の出力電流を低くしてしまうとフィルター抵抗に大きい値は使えなくなり、SE99コンデンサの容量を大きくしなければならなくなり、コストが非現実的になってしまうだろうと考えたのです。
やはり、Nong-Khaiさんは288+515をフルパワーで駆動できるシステムを考えていらっしゃるんですよね?
必要なパワー
(
Nong-Khai
)
2013-02-15 22:10:51
私のシステムの場合バイアンプならば8Wも出れば充分。
余裕を見ても32Wで充分ですね。
此の辺のパワーならば色々な素子と動作を選べます。
しかしながらA級動作を考えると現在対応放熱器が無さ過ぎ…
Flex最大#TF1314A-2の穴無を使えないのが痛い。
飽和電圧
(
Nong-Khai
)
2013-02-15 22:44:56
定電流回路での飽和出力電圧はVcb。
Vbe(sat)ではベース・エミッタ間飽和電圧ですよ。
パワーアンプが1mA入力で限界と言ってるのは±Vcc=15Vに対し最大NFB抵抗値が約15kΩ、1mA*15kΩ=15Vだからでしょう。
Unknown
(
シオーヤ
)
2013-02-15 23:49:01
ダイオードで低電圧にしているのがVbeで、リミットは飽くまでコレクタによるものですよね。
僕のアンプはVccが半分なので、パワーIVCの入力も単純に半分だろうと考えたんですが、フィルター抵抗が2倍の値なので、オリジナルと同等の余裕を持つ状態になるんじゃないかと思いました。
そうしますと、Nong-Khaiさんはフィルターを+-7.2Vのバッテリー駆動で、パワーアンプをAC駆動の+-15~30V程度を考えていらっしゃるんですね。
Unknown
(
シオーヤ
)
2013-02-15 23:58:43
あっ、それと放熱器ですが、TO-3の穴が空いているものに、新たにタップを立てて使うと何か不味い事があるんでしょうか?
やっぱり美しい実装を考えるポリシーから譲れないんですかw?
Unknown
(
きゃに♪
)
2013-02-16 22:17:59
お疲れ様でした。
そしておめでとうございます!
自分の手で作り出したというのが
とても素晴らしいと思います。
末永く幸せに浸れますように^^
どうもありがとうございます
(
シオーヤ
)
2013-02-16 23:44:34
お久しぶりのコメント、ありがとうございます!
自分で作ったという事実から欠点にも寛容になれそうで、長く付き合えそうな気がしてます。
・・・ちょっとは改造してしまうかも知れませんがw。
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この後はアナログに取り組みますので、色々と教えてやって下さい~。
よろしくお願いします。
私の方も色々設計&計算中ですが、チャンデバ抵抗は2.7kΩに成りそうな気配でチャンデバだけで\10万コース…
どうもありがとうございました。m(_ _)m
3WAYとなると合成抵抗値が大きくなり過ぎるということでしょうか?
SiC FETの製作記を楽しみにしております~。
そして電流伝送フィルターの場合は極力抵抗値を下げ、コンデンサー容量を上げろと仰ってます。
パワーIVCの最大入力電流が1mAと先生は仰っていたので、電流伝送フィルターが1mAを出力する時にフィルター抵抗に発生する電圧が定電流回路のVbeを超えていた場合はクリップするのだろうと想像しました。
この事を考えると、当初僕が考えていた設計変更で定電流回路の出力電流を低くしてしまうとフィルター抵抗に大きい値は使えなくなり、SE99コンデンサの容量を大きくしなければならなくなり、コストが非現実的になってしまうだろうと考えたのです。
やはり、Nong-Khaiさんは288+515をフルパワーで駆動できるシステムを考えていらっしゃるんですよね?
余裕を見ても32Wで充分ですね。
此の辺のパワーならば色々な素子と動作を選べます。
しかしながらA級動作を考えると現在対応放熱器が無さ過ぎ…
Flex最大#TF1314A-2の穴無を使えないのが痛い。
Vbe(sat)ではベース・エミッタ間飽和電圧ですよ。
パワーアンプが1mA入力で限界と言ってるのは±Vcc=15Vに対し最大NFB抵抗値が約15kΩ、1mA*15kΩ=15Vだからでしょう。
僕のアンプはVccが半分なので、パワーIVCの入力も単純に半分だろうと考えたんですが、フィルター抵抗が2倍の値なので、オリジナルと同等の余裕を持つ状態になるんじゃないかと思いました。
そうしますと、Nong-Khaiさんはフィルターを+-7.2Vのバッテリー駆動で、パワーアンプをAC駆動の+-15~30V程度を考えていらっしゃるんですね。
やっぱり美しい実装を考えるポリシーから譲れないんですかw?
そしておめでとうございます!
自分の手で作り出したというのが
とても素晴らしいと思います。
末永く幸せに浸れますように^^
自分で作ったという事実から欠点にも寛容になれそうで、長く付き合えそうな気がしてます。
・・・ちょっとは改造してしまうかも知れませんがw。