自作のDAC、チャンデバ、パワーアンプは全てノントラブルで運用出来ていますので、スピーカーセッティングを再開しました。
スピーカーセッティングにおいては既に、低域を受け持つALTEC 816Bエンクロージャーの前後左右の壁との距離と吸音パネルの追加と位置調整を行っておりました。
一方、高域を受け持つ311-60ホーンも角度調整と共にタイムアライメントのスイートスポットを常に探り続けていましたが、単純に816Bの上にポン置きで鳴らしておりました。
昨年末にhidetarouさん宅に伺った時に強い印象を受けたホーンスタンドの効果。
このインプルーブを僕のシステムにも導入しない手はありません。
311-60は比較的ダンピング処理が行き届いたホーンですので、ホーン鳴きを軽視していたことが大きな誤りであった事、それを実感しました。
60mm×40mmの楓の角材に、3mm厚の鉄製のL字ステーを加工し、タッピングネジで取り付けました。
L字ステーには敢えて鉄製を選びました。ダンピングを目的とするのならば、やはり靭性に優れる鉄が良いのではないかと考えました。そういう意味で、アルミや真鍮は向かないでしょうし、ステンレスは論外ではないでしょうか。
オーディオでは兎角、磁性金属であって安価な鉄を嫌う風潮がありますが、他ならぬ僕もその一人でした。しかし、仕事で色々な金属に穴を開けたり削ったり切ったりしていますと、鉄が持つしなやかさや粘りに強度などを含めたトータルバランスにおいて非常に優れていることに気付きました。
鉄も積極的に使っていくことで、オーディオセッティングの持ち駒を増やすことになるのではないかと考えを改めました。
以上のような屁理屈は言葉遊びの範疇を超えるものではないかもしれませんがw。ホーンスタンドの効果は期待以上でした。
リヴァーヴやホールトーンとオンマイクの音源とが整然と分離したように感じられました。
これまでは高域の倍音は必要充分に再現されていたように感じていましたが、より低周波になるに従い混濁していました。中域の基音と共に鳴る、より低周波の楽器の倍音、つまり低音の倍音は中音にあるわけで、その部分で解像度が増したことにより低音の再現性が向上したことは勿論、音楽的に最も重要な中音域のクウォリティが改善されました。この事により、低域のゲインを上げることが可能になり、よりワイドレンジに音楽をフォロー出来るようになりました。
そうする中で明確になった問題点はルームアコースティックでした。
以前の住まいはシンメトリーではなかった為にスピーカーセッティングに悩まされまして、その経験を踏まえて今の住まいを選びました。
本文の最初に述べましたように、低域に関しては現在の住まいのシンメトリーな構造を活かして、これまたシンメトリーでタイトにワードレンジな低域を“ALTECにしては”実現出来ていると思います。しかし、高域においてはそうではなかったのです。スピーカーに向かって右側に机があり、左側にタンスがあります。この机とタンスの形状の違いが左右の音響特性に大きな違いを生んでいました。
汚い部屋と粗末な家具ですのでw部屋の全体図を写って公開することが出来ないのですが、簡単に云うと部屋の左側のタンスは“I”形状で、右側の机は“J”形状なのです。
タンスは奥行きがあるので、一時反射音さえもスピーカーの方向に反射させてしまうような状況です。机は奥行きがあるのは腰の高さまでで、それ以上の高さでは奥行きが無く、高域ホーンの311-60にとっては丁度良く障害物が無い上に、机の上が一時反射面となってしまい、左側のタンスと大きな差を生む結果となっていたのだろう!・・・っと、僕は勝手に結論付けております。
この、家具が起こすルームアコースティックの対策として、家具の買い替えを検討しました。
でも、問題のタンスは10年以上前に買った最も安価な部類のタンスで、ボロいけど世話になった家具。ここは感謝の気持ちを込めて活かすことにしました。
画像のとおり、本当に貧相なタンスなので、ノコギリで真っ二つにするのは簡単でした。
しかし、我ながら美しい切り口w。
これにより、タンスの高さを机に近づけることが出来ました。
この事によるインプルーブは極めて大きかったです!
ステレオフォニックがより正確に再現されるようになりました。っと、一言で済んでしまいますが、これは2chオーディオの根幹であるということを、当たり前ですが今更ながらに実感しております。
未だに、自分で構成したALTECスピーカーの真価を引き出せておらず、自分で作った“改悪”金田式のコンポーネンツの真価も聴き取ってはいないのだろう、と実感した次第です。
スピーカーセッティングにおいては既に、低域を受け持つALTEC 816Bエンクロージャーの前後左右の壁との距離と吸音パネルの追加と位置調整を行っておりました。
一方、高域を受け持つ311-60ホーンも角度調整と共にタイムアライメントのスイートスポットを常に探り続けていましたが、単純に816Bの上にポン置きで鳴らしておりました。
昨年末にhidetarouさん宅に伺った時に強い印象を受けたホーンスタンドの効果。
このインプルーブを僕のシステムにも導入しない手はありません。
311-60は比較的ダンピング処理が行き届いたホーンですので、ホーン鳴きを軽視していたことが大きな誤りであった事、それを実感しました。
60mm×40mmの楓の角材に、3mm厚の鉄製のL字ステーを加工し、タッピングネジで取り付けました。
L字ステーには敢えて鉄製を選びました。ダンピングを目的とするのならば、やはり靭性に優れる鉄が良いのではないかと考えました。そういう意味で、アルミや真鍮は向かないでしょうし、ステンレスは論外ではないでしょうか。
オーディオでは兎角、磁性金属であって安価な鉄を嫌う風潮がありますが、他ならぬ僕もその一人でした。しかし、仕事で色々な金属に穴を開けたり削ったり切ったりしていますと、鉄が持つしなやかさや粘りに強度などを含めたトータルバランスにおいて非常に優れていることに気付きました。
鉄も積極的に使っていくことで、オーディオセッティングの持ち駒を増やすことになるのではないかと考えを改めました。
以上のような屁理屈は言葉遊びの範疇を超えるものではないかもしれませんがw。ホーンスタンドの効果は期待以上でした。
リヴァーヴやホールトーンとオンマイクの音源とが整然と分離したように感じられました。
これまでは高域の倍音は必要充分に再現されていたように感じていましたが、より低周波になるに従い混濁していました。中域の基音と共に鳴る、より低周波の楽器の倍音、つまり低音の倍音は中音にあるわけで、その部分で解像度が増したことにより低音の再現性が向上したことは勿論、音楽的に最も重要な中音域のクウォリティが改善されました。この事により、低域のゲインを上げることが可能になり、よりワイドレンジに音楽をフォロー出来るようになりました。
そうする中で明確になった問題点はルームアコースティックでした。
以前の住まいはシンメトリーではなかった為にスピーカーセッティングに悩まされまして、その経験を踏まえて今の住まいを選びました。
本文の最初に述べましたように、低域に関しては現在の住まいのシンメトリーな構造を活かして、これまたシンメトリーでタイトにワードレンジな低域を“ALTECにしては”実現出来ていると思います。しかし、高域においてはそうではなかったのです。スピーカーに向かって右側に机があり、左側にタンスがあります。この机とタンスの形状の違いが左右の音響特性に大きな違いを生んでいました。
汚い部屋と粗末な家具ですのでw部屋の全体図を写って公開することが出来ないのですが、簡単に云うと部屋の左側のタンスは“I”形状で、右側の机は“J”形状なのです。
タンスは奥行きがあるので、一時反射音さえもスピーカーの方向に反射させてしまうような状況です。机は奥行きがあるのは腰の高さまでで、それ以上の高さでは奥行きが無く、高域ホーンの311-60にとっては丁度良く障害物が無い上に、机の上が一時反射面となってしまい、左側のタンスと大きな差を生む結果となっていたのだろう!・・・っと、僕は勝手に結論付けております。
この、家具が起こすルームアコースティックの対策として、家具の買い替えを検討しました。
でも、問題のタンスは10年以上前に買った最も安価な部類のタンスで、ボロいけど世話になった家具。ここは感謝の気持ちを込めて活かすことにしました。
画像のとおり、本当に貧相なタンスなので、ノコギリで真っ二つにするのは簡単でした。
しかし、我ながら美しい切り口w。
これにより、タンスの高さを机に近づけることが出来ました。
この事によるインプルーブは極めて大きかったです!
ステレオフォニックがより正確に再現されるようになりました。っと、一言で済んでしまいますが、これは2chオーディオの根幹であるということを、当たり前ですが今更ながらに実感しております。
未だに、自分で構成したALTECスピーカーの真価を引き出せておらず、自分で作った“改悪”金田式のコンポーネンツの真価も聴き取ってはいないのだろう、と実感した次第です。
見た目が悪いですし、ドライバーとウーハーが離れた所為と思われる音像の間延びが発生しましたので、90°回転させてフレームを追加工することで問題を解消したいと思っております。
乾きやすい夏場に、バスレフダクトのエクステンダーと共に塗装したいと思っております~。