金田式“改悪”DAC 電源レギュレータ変更

2013-09-08 | 音楽とオーディオ
此処数ヶ月、オフが忙しくてオーディオが手付かずでしたが、やっと時間が取れるようになりました。


数年前より製作を中断している、金田式ターンテーブル制御アンプに取り掛かろうと思っておりましたが、肩慣らしにDACのレギュレータを旧型のものからSiCを制御トランジスタに採用してシンプルになった最新型を作成、変更してみました。

作成する電源レギュレータは、MJ無線と実験8月号に掲載されているものですが、電圧と電流制限値を低くするために素子を変更しました。
差動トランジスタのツェナーをHZ6C2からHZ3C2に変更、合わせて抵抗値も変更し、約9Vの出力にしました。入力側の電解コンデンサはELNA シルミックⅡです。

しかし、今回の電源レギュレータの回路図の誤植は強力でしたね。
SiCのゲート抵抗の配線がおかしいです。あと、差動トランジスタのエミッタとベースが逆。


肝心の音ですが、SiC化で期待していたとおりの改善がありました。
音圧が上がり、S/Nが改善されたような印象で、両エンドが伸びました。
若干、明るい方向に変化するカラーレーションは、SiCの欠点というか使用上の注意のように感じます。が、ボーカルをはじめ、各種楽器の表情が豊かになり、特にシンセサイザーが多彩に鳴るような改善をしたので、他のセッティングで埋め合わせたいと思います。


そろそろ、僕の金田式“改悪”コンポーネンツも煮詰まってきて、やる事が無くなりそうですw。


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8 コメント

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本文とは離れますが (麥谷昌彦)
2013-09-11 12:47:04
シオーヤさんはPCオーディオだったと思いますが
OSは何で、プレイヤーソフトは何をお使いですか
さしつかえなければ、お聞きしたいです
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ご参考にならないと思いますが (シオーヤ)
2013-09-11 19:12:27
OSはXPを軽量化して使っています。
プレイヤーソフトはfoobar2000をASIOで使っています。
ちなみに、リッピングソフトはEACです。

ALTECを使いはじめた頃から、上記のアプリとPCとサウンドカードは固定しています。
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お忙しそうですね (麥谷昌彦)
2013-10-07 12:54:27
私は思うところあって、Linuxにトライしていました

高いWindowsにハイスペックマシンをあてがって、音楽専用PCにするのは、資源の無駄遣いと思うようになったからです
最初はポンコツPC(しかも光学ドライブがCDだけ)に、Vine Linux(しか選択肢がありません)をクリーンインストールして、Audaciousという再生アプリをダウンロードしました。こいつはWindowsライクにつかえて、アプリの使い勝手もいいです。シンプルですけど
次に、秋葉原ラジオ会館の通販でCuboxというおもちゃのような小箱を買って、これに「みみず工房」さんのつくったMPDをいれて、Windowsからリモートで再生しています。音源はUSBメモリです。私には手間がかかり、若干トラブりましたが、シオーヤさんなら1時間もあれば(準備のための各種アプリのダウンロードは除きます)何とかなるのではないかと思います

Linuxのアドバンテージは音質よりむしろコスパだと思います
Cuboxやラズベリーパイのような、黎明期のマイコンとしか思えないもので、立派にいい音で音楽再生できてしまうんです
PCを使う場合だって、数世代前の再利用で良く、最新のパーツを使った自作の必要性は皆無です
ちなみに音も若干いいと思います

なんか長文になってしまいましたが
音楽専用機はLinuxだなあと思いました
ソフト面ではタダでいろいろなものが手に入りますので
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次のPCオーディオはLinux (シオーヤ)
2013-10-08 23:09:05
Cuboxは非常に興味深いです!
丁度、以前より計画している自作PCと似た方向性を感じます。その計画中の自作PCは、ASUSのmini-ITXのマザーボードを自作金田式“改悪”ATX電源により駆動するとい う計画です。
VineLinuxも良さそうですが、シンプル・省電力という意味でAudioPhile Linuxも気になります。

自作オーディオで一通りの機器を作った上で、PCに対して改善を試みたいと感じる最も大きな事項が電源です。電源の音に対する重要性を極めて大きく感じるようになりました。

実は既に一部の部品を集め始めていますw。
アナログのターンテーブル制御アンプを完成させたら、製作を開始したいと思っています。
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おひさしぶりです (米山ともき)
2013-10-14 22:23:28
こんばんは、お久しぶりです

Linuxで自作ということですか
それでしたら面白いサイト見つけましたんで、貼っておきます
http://www.n-mmra.net/audio/audio.html

Cuboxが秋葉原ラジオ会館の通販で17,445円
エルサウンドさんの5V電源が18,600円
NASが3万円として、って感じですんで
普通に考えると既製品で構築すれば6~7万円かと

私的には、Win7と音がいいとされるプレイヤーソフトの組み合わせと、MPDは大差ないという感想を持ってますが、Winがハイスペックを要求するので、汎用じゃなく音楽専用機にするのならLinuxの勝ちだと思います

あと、話は違いますが
世に「これを付ければ音が激変」といわれるものはたくさんありましたが、あまり信じておりませんでした
しかし、この間赤坂でとうとう見つけてしまいました
もっとも私の環境でも、本当に激変するかはわかりませんので、入手してからお話しします
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どうも、お久しぶりです (シオーヤ)
2013-10-17 22:22:13
リンク先の方は以前、真空管関係でググッて勉強させて頂きました。
PCM1702に関しては、アナログ出力のスペックが劣りますので、選択肢には入りそうにありません。

僕の計画している自作PCは“工賃を除けば”6万円切りそうですw。
エルサウンドさんの5V電源は中々良さそうですが、より電源に拘って作りたいと思っています。ググる限り、その様に拘っている方はいらっしゃらないようですから、ブレークスルーの可能性を期待しています。

「これを付ければ音が激変」
これに関しては“音楽観”が全てだと思います。激変すると言うのですから、何かしら変わるのでしょう。
ただ、それが普遍的な良い方向へ変化するのか?
部分的にバランスを壊した上で変化するのか?
部分的に壊れたバランスを修正する方向に変化するのか?
其処が重要ですよね。
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RSP-301 (米山ともき)
2013-10-18 00:06:10
まだ入手していませんが、私が経験したのはこういうことです

SPECと言う会社(LUXMANを辞めた人たちが立ち上げたベンチャー)の試聴室に、あるアンプを試聴するために行ってきたんですが
そこにおいてあったスピーカーが802ノーチラスだったんですね
それに、木の箱が1つづつ、並列につないであったんです
部屋そのものは反響板がある以外は、普通のリビングを模した、ソファーセットのある部屋で、いわゆるリスニングルーム仕立てではありません
そこで持って行った小編成のギター曲を流してみたら、見事にスピーカーの存在が消えてしまったので「高いだけのことはあるな」と感心していたんですが・・・
・・・小箱を外したとたん、音がスピーカーに張り付きました(笑)
B&Wの80Xシリーズが難しいスピーカーだと聞いていましたが、ここまでとは
この小箱は、スピーカーの「逆起電力」をキャンセルするものだということでした
では、吉田苑さんいうところの「空間表現が落第」なうちのVENERE3.0に使ったらどうなるか、と考えております
考えているというのは、こいつ、ちょっと高いんです・・・

アンプの方はRSA-888という、小さなプリメインでした。30万しません
ある人にこの話をしたところ、スピーカーが802ノーチラスと聞いて「とんでもなく駆動力のあるアンプだ」と驚いていました
本当なら大型セパレートが必要だとか

そういう意味で、いろいろと「規格外」なものを見てきました

シオーヤさんも、「規格外品」をお作りになっているんだろうと、密かに期待しております
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Linux (麥谷昌彦)
2013-10-18 12:51:32
自作でLinuxなら、選択肢が広がりますね
そのかわり、即座に使えるようになっている他の人の成果品は使えず、ディストリビューションから、カーネルをリアルタイムにしたり、プレイヤーをビルドしてインストールする必要がありますね

1台のマシンで完結するのならAudioPhile Linux+Deadbeefか、ローレイテンシーカーネルのUbuntuStudioにJackプラグインつけてAudaciousでしょうし
リモートPCを使うならMPDですね、MPD入れてしまうとそのマシンを操作することが非現実的になるので、リッピングはWinで行い、Linux側は /musicフォルダをSanbaで共有して、LANでデータを転送、Windowsでリモートになりますか

今は完全にCuboxでMPDになってしまったので、オリオスペックさんで作ったノンスピンドルのWin7機が完全に遊んでます。
冷却を完全に側面のヒートシンクで行い、SSDなので回転部分がありません
スタンドアロンで使ってるので、問題は全くないと思います
誰か使ってくれる人いませんか(笑)
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