仕事が忙しいためにオーディオ機器の製作は進んでおりません。
そんな状況の中、お手軽な改善を幾つかオーディオシステムに施してみました。
一つ目のお手軽な改善はTOP画像のとおりです。
TOP画像中央のスーパーツイーターの前方に敷いたタオルで、高域の反射による悪影響を低減しようというものです。
使用したタオルはニトリ社のバスタオル。
これを三つ折にして敷いたのがTOP画像です。
ニトリのタオルは厚みがあって、シッカリした造りが好印象なので通常の使用方法でも愛用しています。
効果としては期待通りにスーパーツイーターの任された帯域がクリアに前に出てくる印象です。
ですが、改善前までに曇っていた帯域も同様にクリアになるため、スーパーツイーターと下の帯域とのバランスがシビアになりました。
このバランスの問題はタイムアライメントの再調整で解決しました。
二つ目の改善は以下の画像のとおり。
パワーアンプの出力にCR直列回路を挿入することで、負荷のスピーカーが高域でインピーダンスが上昇することで負帰還が不安定になることを保障します。
有体に言うと、金田式アンプの“リコール”見たいなものです。機器が不安定になるから安全のための回路を追加せよ、とのお達しに従った格好です。
しかし、この安全回路は金田式電流伝送システムにとって音質的にも大きな不具合があった事が明らかになりました。
っというのも、上記画像のようにパワーアンプの出力にCR直列回路を挿入しただけで、低域が全く変わりました。
私はこれまで、低域の制動をもう少し欲しく感じており、幾つかの改善を試みましたが微調整の範囲を超えるセッティングが必要と感じ、低域用のパワーアンプのパーツを変更しようと考えていました。
しかし、その必要を無くす改善を今回のCR直列回路の挿入で得られました。
・・・しばらく聴いておりますと、今回のCR直列回路の挿入で得られる改善は金田式でおいても激変というレベルではないかと感じます。
マルチアンプの低域において非常に大きな不具合があり、音質に影響を与えていたようです。
兎に角、低域のS/Nとレスポンス、中域以上へのマスキングするような悪影響まで全域で改善されます。
金田式ユーザー、特に電流伝送の方はMJ7月号必読です!
|
|
あれは毛が飛んでゴミになりますから・・・
私の乏しい知識でも、DFが安定すればたしかにウーファーの制動が効く、と言うのだけは存じてます
負帰還の補償(保償でしたっけ?)の理屈はあまりよく分かりませんが
さて、今日あるオーディオ屋さんで、KRYNAさんの試聴会(試聴会が好きなんです・・・)に行ってきました
主にインシュレーターやスピーカースタンド、ボードを作ってる業者さんですが・・・
・・・やっぱりありました、B&Wの初心者殺し805D
いや確かにこのスピーカーにはKRYNAさんのスタンドとサスペンション型インシュレーターしかないのは知ってました。が、ルームチューニング材と謎の電源のおかげもあってか、とても普通に鳴って、かつ低音も出ていたので「効果あるんだなあ」と思って帰ってきました
実は私も、インシュレーター3つ持ってたんですが、貝崎さんのセッティングの後は使いようがなくて、埃をかぶってました
常日頃から、「どうもSA14S1のCDPにCuBoxのLinuxが負けている、立体感がなくてこもってる感じがする」と感じていたので、思い切ってこのインシュレーターを3つともCuBoxの台にしました。
・・・音が改善しました。もう泣きました
PC本体より高いインシュレーターってなんなんだと(爆)
今までの経験では、ホーン周辺の吸音材は音色に影響を与えるんです。素朴に無難で廉価な選択として、綿のタオルを選択した次第です。
この度、金田式に起こった負帰還の不具合は、高域になるにつれ上昇するスピーカーのインピーダンスによって、高域になるほど負帰還(出力を一部入力に戻すこと)が帯域別に大きく異なることで回路が不安定になる事象です。
この対策を行ったら、思いの外大きな改善があったので驚いています。
インシュレーターの変化が感じ取れるという事象は不思議ですよね~!
理屈では理解できませんが、確実にセッティングの手段となるわけですが、機器より高いというのは何ともw。
次回のパワーアンプの改造では、シャーシ兼放熱器に真鍮を使用して、シンバルの音を補完できないかと企んでおります。