
リクエストにお応えして、我がオーディオシステムの概要をご紹介します。
我がオーディオシステムをザックリと言いますと、以下の様な要素で構成されていると思います。
○最新ではないが、最近の金田式DCアンプに若干の変更を加えて製作したDAC(一般的なプリアンプの機能も内包)、チャンネルディバイダー、パワーアンプを使用中。
○スピーカーはアルテックA5と同じユニットを、同じALTECの非シアター系のホーンとエンクロージャーに収めた物。それにスーパーツイーターとしてJBL 2403を加えた3wayスピーカー。

先ず、スピーカーからご説明します。
低域はALTEC A5に使用されている828箱よりも背が低く、若干奥行きが大きい816箱を使用しています。
816箱のホーン部分は828箱とほぼ同じ寸法ですが、容量はかなり少ないです。箱の小ささと、インナーバッフル(ウーハーの取り付け部分)やバスレフポートが補強する格好にもなるため、箱鳴りが非常に少ないタイトな箱です。その為にローエンドのセッティングがシビアで、ホーンロードからバスレフ動作に切り替わる200Hz以下を200Hz以上と遜色無い様に鳴らすことがチャレンジングです。
そんな816箱にウーハーユニットは515-16Gを使用しています。
最期の515系ユニットで、それまでの515系とは若干違う設計の様です。完全なホーン用ウーハーだそうで、通常のダイレクトラジエターでの使用に適さないという点が以前の515系と異なるようです。実際の音もALTECよりもJBLに近いんじゃないか?っと思うような押しの強さです。しかし、中域より上は優しくなってゆく辺りはやっぱりアルテックです。
中域は日本仕様のALTEC A5に使用されている311-90ホーンではなく、311-60です。
この二つのホーンは水平方向の指向性が違う兄弟の様ですが、実際の音は全く異なります。恐らく311-60はALTECの異端児で、これまたJBL風味の押しの強さがあります。ALTECらしい優しさはありませんw。
311-60に組み合わせるドライバーは288-16Hで、288系で最期のアルニコ。フェーズプラグは288G以前とは違うタンジェリンフェーズプラグで、フェライトの288Kとアルニコの288Gの中間な傾向の音ですが、288G寄りな印象です。でも、アルテックらしくないスピーカーシステムの中で一番ALTECらしい音を出しているのは288-16Hです。
画像に写っておりませんがw高域はJBL 2403です。
このスーパーツイーターは所謂“JBLらしさ”が薄いユニットで、キレや太さはありますが、アクや妖しいetcがありません。
JBL独特の魅力が薄い訳ですが、それ故にJBLっぽいALTECとクロスオーバーして中域を引き立てる上で最高のユニットです。
以上のようなホーンスピーカーを自分好みに鳴らすため、金田式をセッティングの目的で“改悪”した機器を製作し、使用しております。
基本的に金田式なのですが、オリジナルと違うのは以下の点です。
・ケースや基盤配置等の筐体設計が異なる。
・基盤の裏配線は7本撚りではなく、単線。
・一部、スケルトン抵抗の変わりにリケノームを使用。
・ラインケーブルにmogami2497は使わない。
僕のスピーカーを活かして僕好みに鳴らすために試行錯誤している結果です。
以前書いたように今後パワーアンプ周辺の改造を予定しておりますが、この際にサウンドバランスの調整の目的で素子の交換も予定しています。
DACに入力する音源はPCです。
十年選手のWin機で、今年OSをWin7に更新して使用しております。サウンドカードはM-AUDIOのAP-192。そのサウンドカードにRME ADI-2を挟んで金田式DACに接続しています。
TOP画像のラックに収まっている青いフロントパネルの機器がRME ADI-2で、その右にあるのが金田式DAC。ラック手前にあるのがチャンネルディバイダー内蔵パワーアンプ。ラックの横に半分隠れているケースはそれぞれRME ADI-2と金田式DACの電源です。
現在、PCは自作Linuxへの以降作業に取り掛かっているところです。
他には接続しているケーブルは以下のとおりです。
PC→RME ADI-2間はカナレの品番を忘れたw同軸ケーブルです。
RME ADI-2→金田式DACも品番を忘れた安価ですが短い光ケーブル。
金田式DAC→チャンネルディバイダー内蔵パワーアンプ間のラインケーブルは自作モガミ2549。
チャンネルディバイダー内蔵パワーアンプ→スピーカー間は大栄電線VFF 0.75sq。
インシュレーターはブナ材が芯が在るけど自然な印象に感じるので使用しています。
一部、米松も使っています。
僕のオーディオシステムは以上のような構成です。
見た目は貧相なものですが、僕を目移りさせること無く、僕を感動させ、駆り立ててくれるシステムです。
僕の器にちょうど良い感じで、今では僕の心の一部のように感じている愛機でありますw!
我がオーディオシステムをザックリと言いますと、以下の様な要素で構成されていると思います。
○最新ではないが、最近の金田式DCアンプに若干の変更を加えて製作したDAC(一般的なプリアンプの機能も内包)、チャンネルディバイダー、パワーアンプを使用中。
○スピーカーはアルテックA5と同じユニットを、同じALTECの非シアター系のホーンとエンクロージャーに収めた物。それにスーパーツイーターとしてJBL 2403を加えた3wayスピーカー。

先ず、スピーカーからご説明します。
低域はALTEC A5に使用されている828箱よりも背が低く、若干奥行きが大きい816箱を使用しています。
816箱のホーン部分は828箱とほぼ同じ寸法ですが、容量はかなり少ないです。箱の小ささと、インナーバッフル(ウーハーの取り付け部分)やバスレフポートが補強する格好にもなるため、箱鳴りが非常に少ないタイトな箱です。その為にローエンドのセッティングがシビアで、ホーンロードからバスレフ動作に切り替わる200Hz以下を200Hz以上と遜色無い様に鳴らすことがチャレンジングです。
そんな816箱にウーハーユニットは515-16Gを使用しています。
最期の515系ユニットで、それまでの515系とは若干違う設計の様です。完全なホーン用ウーハーだそうで、通常のダイレクトラジエターでの使用に適さないという点が以前の515系と異なるようです。実際の音もALTECよりもJBLに近いんじゃないか?っと思うような押しの強さです。しかし、中域より上は優しくなってゆく辺りはやっぱりアルテックです。
中域は日本仕様のALTEC A5に使用されている311-90ホーンではなく、311-60です。
この二つのホーンは水平方向の指向性が違う兄弟の様ですが、実際の音は全く異なります。恐らく311-60はALTECの異端児で、これまたJBL風味の押しの強さがあります。ALTECらしい優しさはありませんw。
311-60に組み合わせるドライバーは288-16Hで、288系で最期のアルニコ。フェーズプラグは288G以前とは違うタンジェリンフェーズプラグで、フェライトの288Kとアルニコの288Gの中間な傾向の音ですが、288G寄りな印象です。でも、アルテックらしくないスピーカーシステムの中で一番ALTECらしい音を出しているのは288-16Hです。
画像に写っておりませんがw高域はJBL 2403です。
このスーパーツイーターは所謂“JBLらしさ”が薄いユニットで、キレや太さはありますが、アクや妖しいetcがありません。
JBL独特の魅力が薄い訳ですが、それ故にJBLっぽいALTECとクロスオーバーして中域を引き立てる上で最高のユニットです。
以上のようなホーンスピーカーを自分好みに鳴らすため、金田式をセッティングの目的で“改悪”した機器を製作し、使用しております。
基本的に金田式なのですが、オリジナルと違うのは以下の点です。
・ケースや基盤配置等の筐体設計が異なる。
・基盤の裏配線は7本撚りではなく、単線。
・一部、スケルトン抵抗の変わりにリケノームを使用。
・ラインケーブルにmogami2497は使わない。
僕のスピーカーを活かして僕好みに鳴らすために試行錯誤している結果です。
以前書いたように今後パワーアンプ周辺の改造を予定しておりますが、この際にサウンドバランスの調整の目的で素子の交換も予定しています。
DACに入力する音源はPCです。
十年選手のWin機で、今年OSをWin7に更新して使用しております。サウンドカードはM-AUDIOのAP-192。そのサウンドカードにRME ADI-2を挟んで金田式DACに接続しています。
TOP画像のラックに収まっている青いフロントパネルの機器がRME ADI-2で、その右にあるのが金田式DAC。ラック手前にあるのがチャンネルディバイダー内蔵パワーアンプ。ラックの横に半分隠れているケースはそれぞれRME ADI-2と金田式DACの電源です。
現在、PCは自作Linuxへの以降作業に取り掛かっているところです。
他には接続しているケーブルは以下のとおりです。
PC→RME ADI-2間はカナレの品番を忘れたw同軸ケーブルです。
RME ADI-2→金田式DACも品番を忘れた安価ですが短い光ケーブル。
金田式DAC→チャンネルディバイダー内蔵パワーアンプ間のラインケーブルは自作モガミ2549。
チャンネルディバイダー内蔵パワーアンプ→スピーカー間は大栄電線VFF 0.75sq。
インシュレーターはブナ材が芯が在るけど自然な印象に感じるので使用しています。
一部、米松も使っています。
僕のオーディオシステムは以上のような構成です。
見た目は貧相なものですが、僕を目移りさせること無く、僕を感動させ、駆り立ててくれるシステムです。
僕の器にちょうど良い感じで、今では僕の心の一部のように感じている愛機でありますw!
ALTECはA5ベースだったんですね
私の近所で、オーディオコンサルタントをやっている人(カイザーさんではありません)は「アルテックは中域が充実していて、低域の存在感は倍音で表現している」というようなことをおっしゃってましたが、以前シオーヤさんにYoutubeの「モスキート音」を再生していただいたときに31Hzから反応があったと伺ってましたので、手のかけ方によっては必ずしもそうではないのだろうと思います。
だからアルテックは難しいということなんでしょう
神器といわれるアルテックを操れる人はうらやましいです
次はシステムの中核のご紹介ですね
楽しみにしております
全システムが紹介されているではないですか
RME ADI-2はDDCとしてお使いなんですね
サウンドカードを介して同軸として出力し、DACには光を介して送る、というのはPC由来の大きなノイズを断ち切ることができて音がクリアーになりそうですね
USB伝送は、信号に乗ったノイズに電源線のノイズまで加わって、その対策のためのグッズまで出ているのが現状ですから
私の場合は、CUBOXがえらいノイズ源なのですが、SA14S1のUSBアイソレート回路に丸投げです(笑)
やっぱり、自作って思い入れがありますよね・・・
本来は中~長距離用ですが、自分的に壁反射の多い室内では極めて有効なホーンだと思いますね。
何らかで60が入手出来たら90は飾物にして60を使いたい位に思入れの有るホーンです。
弊ブログは最近、更新も少ない所為かアクセス数が少なくなっています。
たまにgooブログが無料お試しでアクセス解析をさせてくれるんですが、その際の内訳を見ると最新の記事に反応してくれる読者の方々は50名ぐらいです。7割以上は過去の記事に検索で引っ掛かって去っていく方々なんですよ。
今後、自作PCに移行する予定ですが、仰るようにDDCのフォトカプラ的な使い方も検証してみたいと思っています。
市販品の場合はアイソレートの対策がされているのでしょうが、金田式の場合は完全にザルですのでw顕著に分かるやも?知れません。
アルテックは元々、Nong-Khaiさんのアドバイスで低域がA5相当、高域はA7相当の構成だったんです。
その後、中域に不満が出てきたので288の採用に至り、結果的にA5相当の構成になったという感じです。
現在ではJBLとの混成になって、かなり暴力的なスピーカーになっていますのでw一般のA5のイメージするところの音とは、良い意味でも悪い意味でもかけ離れていると思います。
仰るところの飛ばす音を実感していて、魅力を感じている部分です。
壁反射の件は、特に狭い部屋でこのようなシステムを鳴らす場合、一層有効なのでしょうね。
311-60は各所でチラホラ見掛けますし、311-90の半額以下ですから、是非とも購入されてください!
817箱との組み合わせだと、一層311-60が映えるんでしょうね。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2629/20111031/26355/
(勝手に引用ごめんなさい。金田式で検索したら私には一番わかりやすかったので)
アクセス50程度、というのはもったいないです
過去の記事、というのはプロケーブル関係でしょうか
でも、今は「神器」ALTECと金田式という「激レア」な組み合わせなんですから
ちなみに、USBノイズアイソレーションはマランツが鬼のようにこだわっている「売り」なので、他の会社がどうなのかは分かりません
「SA11S3のドライブとNA11S1のDAC」(どちらも上級機)という触れ込みに影響されて、SA14S1を買ってしまいました。X-DU1は売ってしまいました
DDCもノイズフィルターも挟んでいません
後悔は・・・して・・・いません
(だってNASやCuBoxが壊れても、CD聞けますから。現にNAS壊れて新品交換になってしまいましたし)
しかし、恐るべし金田式
すべてが良ければ天上の音楽ですが、逆に録音が悪くても機器が悪くても地獄に真っ逆さま
それと妖刀アルテックを組み合わせているのですから
・・・そういう世界、一度体験してみたいものです
(自分の家では絶対無理ですが・・・)
量産型MSですよw。
金田式は金田先生のシステムとご趣向に合わせたものですし、その純水さが過ぎるがゆえに相性の問題が起きるのではないかと思います。
僕のシステムでは僕の好みなりにソツなく鳴っていますから。
ステサンのこんな記事を拾いました
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2013/05/18/20749.html
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2013/05/25/20864.html
自分自身、超ニア聴きなので、方法論の本なのかと思って注文しまして・・・
・・・読んでみたら、7割がジャズ論でした(笑)
ある団塊世代の方が、音楽好きが高じてオーディオファイルに変貌していく様子が描かれています
そして、なぜレコーディング現場で、ヤマハNS10Mが使われるようになったかが、よくわかりました
自分にとっては、現に自分がやっていることの裏書きが入手できたように思いますが、音楽ファン、レコーディングエンジニア、専用室を使わないオーディオマニア、オーディオ評論家と切り口を変えて、この人が触れた歴史を書き起こしていきます
ジャズ論には私は閉口しましたが、いずれ役に立つこともあるかもしれません
あと、アナログとCD・SACDとの間で葛藤し続けるこの世代の人ならではの苦しみ楽しみというものは初めて接しました
いろいろと納得したり、考えたりということの多い本です
クレルやマークレビンソンに始まって、最後がダン・ダゴスティーノというのも、ハイエンド論が明確なのでむしろ納得してしまいます
(アレが買えるお金があったら、新型スカイラインの2リッターターボが欲しいですけど)
ポジティブな要素を探したかったんですが・・・。
でもまあ、読んで見ないと分かりませんね。