ヘッドフォンの音傾向が気に入らずイキナリ改造してしまいましたが、根本的な問題は他に在りました。
使用中のヘッドフォン、MDR-7506は密閉型なんですが吸音材が入っていないんです。
そこで、低音を締め上げる目的で手直にあった化粧用コットンを詰めてみましたら好印象な変化をしまして。続いてグラスウールに変更しました。
ハウジング一杯に入れるカンジで多めに入れてみましたら、低域はタイトに高域にはキレが出てきました~。
しかし、ここまで手を入れてもイマイチ納得がいかないんですね。
なんかヌルイなぁ~~と。
確かにシステムはバラックで組んだだけでアースも接続していませんが、何やらおかしい。音はかなり良いです。音数はALTECのそれよりありますし。
っと!ここでDAC、RME ADI-2のクロックをPCに返していなかったのを思い出しまして。
まあクロックやジッターが音質の大勢に影響するとは思えないけどな~っと思っていたら・・・
ハッキリと変りましたw!
イヤ~、久しぶりに驚きましたね。これほど変るとは。
僕は一般のオーマニさん程に音質に対してナーバスに反応しないつもりですが、所謂激変ですね。RMEのクロック凄いです。PCのサウンドカードをシッカリ駆動してくれている様な印象です。
ヌルかったギターはエッジが立って、高音は突き抜けます。
・・・ヘッドフォンにグラスウール詰め過ぎたかもしれません。
こういった風に今回のヘッドフォンアンプの自作は成功裏に終わったわけでありますが、失敗から貴重な経験も得ました。
制作方法においては以下の通り。
①抵抗は全数実測する。
②ペアで購入したFETや、出来ればトランジスタも測定する。
③基板の調整時にはヒューズを入れる。
①はゲインを決める抵抗、51kΩの抵抗値が数百Ω違っていたために左右で音量が違っていたんです。交換するのが面倒臭かったです。
②は神経質でしょうか。でもDCオフセットを延々と弄くるのはストレスになりますからね・・・。
③入れてみたら結構バシバシ飛びます。
サウンドデザインにおいては以下の通り。
①素子のリード線の錫メッキは削った方が良さそう。
②カーボンフィルム抵抗の多様は難しそう。
ぐらいでしょうか。
今回の経験を活かし、TOP画像の書籍の巻末にあるNO.209電源一体型パワーアンプを作ってみようと思います!
あるDCアンプ系ブログ様をROMらせて頂いたカンジでは上記アンプを4ΩVer.から8ΩVer.に置き換えてもよいようですし、±7.5Vで駆動出来る模様。16ΩのALTECでは最高出力が2W弱とベストです!
ヘッドフォンアンプがプリアンプ代わりになるのでマルチに。バイアンプで組んだらケース代が浮くしwパッシブ・チャンデバ内蔵4チャンネルで組んでしまおうかと。
そうしましたら、ちゃんとプリアンプも据え置き型で作って、フォノイコも内蔵して。
加えて、プリメインアンプの様なパワーアンプなので、ボリュームに1軸4連ボリュームを使ってセレクターも追加して完全にプリメインアンプとして作っちゃおうかと。フォノイコは別体ですね。
ラジオも聴けるようにしたいです。ボイス・オブ・ザ・シアターのスピーカーユニットですから、映画の音声も出したいな~。
妄想は際限なく広がりますw!
でも、先立つものがありませんね~~~
|
DACがクロックを出力出来るので、サウンドカードに入力してスレーブで動作させる事が出来るんです。
ならばclockケーブルに古河RG-58A/Uやmogami#2497を使って見て下さい。
力感と厚みを求めるならばRG-58、切れと緻密さを求めるならば2497が良いでしょう。
RMEのカードだとブレイクアウトケーブル使わないと同軸S/PDIFの入出力が出来ないんですよ。
昔、mogami#2497は使っていました。確かに切れと緻密さが印象的でした~。
アンプ自作して、音出し後に切れが良過ぎる様だったらRG-58も検討してみます。