現在、僕のアルテック・ホーン・スピーカーは解体されておりまして、もう暫くは再構築は不可能な情勢になってまいりました・・・。
しょうがなくラジカセかiPodをイヤホンで聴くという非常に厳しい音楽環境にありまして、最早我慢ならなくなってきた次第です。
ヘッドフォンを購入しようと思い立ったのです。
さらには以前より暖めていた金田式“改”の自作アンプのテストベッドとしてヘッドフォンアンプも作っちゃおうと考えたんですね~。
部品選択の改悪が上手くいきましたら、この冬にNo.209も作ってみたいと思います。
改悪した点はスケルトン抵抗をリケノームRMAへ。進工業の抵抗をソリストへ。
フォーンコネクターをノイトリックの銀メッキにしています。
配線は母線となる部分意外は素子のリード線を利用して接点を減らす方向で、母線も0.5㎜銅単線を使用する予定です。
パーツ選択はホーンドライバーのATTに使った時の印象で決めました。
リケノームRMAはカーボン被膜抵抗独特の高域の荒さが若干残るものの、カーボン被膜抵抗らしからぬS/Nがあり、全体的にニュートラルなのが好み。金田式で要所に配されるスケルトン抵抗の座を任せれるかな?っという考えです。
ソリストは澄んだ高域が魅力的な抵抗で、ネットで検索しても引っ掛からないのが嘘の様な素晴らしさです。ベースにサファイヤと同位体のアルミナセラミックが使われているそうで、なるほどそんな印象ですw。
しかし金属被膜抵抗のキャラクターの無さを強めたような印象でもあるので、その意味で面白みの無い音とも云えるかも知れませんね。進工業も良かったんですが、高域にスケルトン抵抗と同じ種の厳しさが若干あるので避けました。
コンデンサ類は変更無し。
ニッセイAPSは見た目に美味しそうですしw安いので採用。でも、高域のキャラに大きく影響しそうなのでヒアリングの際に注視するつもりです。
馬鹿高価い双信SEも採用。以前、Nong-KhaiさんにCR素子だけで構成されたシンプルなパッシブ・チャンデバを聴かせて貰った際、スケルトン抵抗の音はしていましたが双信SEの音は掴めなかったんです。なるほどカップリングには持って来いなんでしょう。
Nong-Khaiさんにはこの他にもHPの写真を配線の参考にさせて頂きました。
どうもありがとうございます。m(_ _)m
イメージする目標はCROWN D-150AⅡの駆動力を増し、高域の曇りを取り去る風。
独特のニュートラルだけど僅かな影のある音調がクラウンDシリーズの好きなところなんですが、今回の部品選択で開けっ広げでノーテンキな音調にならないか?という不安もありましてw。
出来てのお楽しみであります~~。
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ヘッドホンアンプなら初心者でも安心ですね。
そのアンプ作製の注意点はSEの取付方。
リード線最短で基板裏へ取付ける事です。
他はオフセット調整を気長に行い±1mV以内に納め、アイドリング調整も同時に行う事です。
このアイドルを高めにすると極めて発振し易くなります。
もしどうにも発振が止まらない時はSEの値を増やすと良いでしょう。
成功を祈りますm(_ _)m
我家の場合ですが誤差表示帯が信号出力側に成りましたよ。
そして抵抗の山型配置の場合は、低電位(信号出力)側に長いリード側を使うとノイズが減ります。
このヘッドフォンアンプは本当に初心者に打って付けですね。非常にシンプルで、すぐに出来上がってしまいそうです。
しかし発振は恐いですね。
今回、高性能テスタを買い増しましたが、オシロも欲しいです・・・。バッテリー駆動の機種で100kHzまで再現しなくて、1MHz辺りで出たりとかする事あるんでしょうか?
どうせNo.209作るまでには買うつもりですし、早めに中古の物色を始めることにします。
>RMAの取付方法が反対
僕も触感で同じ様に感じたんですが、今回思うところがあって逆にしてみました。ソリストも逆ですw。
最近は方向性に無頓着でALTECのネットワークでもテキトーだったので、シッカリとヒアリングしておけば良かったと悔やんでいます。